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2019年11月15日 (金)

朝日新聞の暴走止まず!…「天皇陛下万歳」に異議

 716回目のブログです

2019111511

“みな人の みるにひぶみに 世の中の あとなしごとは 書かずもあらなむ”
                                                明治天皇御製(明治38年)

 多くの人々が見る新聞には、世の中に流布している無根の事実は書かないで欲しいものである…。

 「あとなしごと」は「無根の事実」のこと。単なる間違いであれば素直に誤れば済むでしょうが、悪意ある意図のもとに無根の事実を報ずることは言語道断と言わねばなりません。プロパガンダイデオロギーに基づく利己的主張、あるいは巧妙な印象操作が横行する現在、時には、明治天皇の御製を心して拝読することも必要ではないでしょうか。

 さて、11月9日天皇陛下の御即位を祝う「国民祭典」において、「天皇陛下万歳」の唱和がなされたことに関する奇妙な記事が載り、それに対して、著名なノンフィクション作家でありジャーナリストの門田隆将氏が即座に問題を提起しました。

門田隆将氏のツイッター(11月10日)

 奉祝式典の朝日記事に「戦争の時代にタイムスリップしたみたいでびっくりした。なかなかできない経験でした」との 匿名19歳女性のコメントが出ている。 戦前回帰・軍国日本復活というありもしない予兆を吹聴し続け中国を利する朝日。世界最古の王朝を守り通した日本人への考察は欠如。部数激減の所以
  (朝日新聞の以下の記事を写真添付)
 【…この日の行事の最後は、両陛下に向かって一同が繰り返し万歳をする形で締めくくられた。都内の大学に通う女性(20)は「初めて万歳をした。普段『日本』とか意識していないけど今日は私も日本人なんだーと思いました。」嵐のファンだという別の大学生の女性(19)は「戦争時代にタイムスリップしたみたいでびっくりした。なかなかできない経験でした」と話していた。】長谷文、中田絢子)

 この記事は東京本社版だと思いましたので、大阪本社版で確認しましたが、同一の文章はなく、次のような記事が大きく取り上げられています。

 「エンドレス」万歳 一体感? 違和感?(11月12日一部抜粋)

 「天皇陛下万歳」をめぐるSNS上の声
       なんか戦前っぽくてすごい怖かった!
     即位はめでたいけど、別の言い方ないの?
    ・ なんか一体感あるね~
    ・ 嵐もよかったけど、やっぱり万歳がよかった
    ・ エンドレス万歳が異様
    ・ 子どもが気味悪がっている

  締めくくりに河西名古屋大准教授の言葉を引用 【戦前のように天皇の権威を高めたいという保守派の思いが、長い時間の万歳に表われている。『万歳』という言葉はかつて、天皇崇拝や軍国主義を進めるための方策だった。そのことを考えてほしい】中田絢子、佐藤恵子)

 朝日の東京本社と大阪本社の記事について感想を述べたいと思います。

 19歳の若い女性が、天皇陛下万歳について、戦争時代にタイムスリップしたと話していたことを取り上げていますが、19歳で、戦争経験があるのでしょうか。ありえない話です。また、戦争中に天皇皇后両陛下がパレードされるなんてありえないし、御真影を撮影することさえできるわけもありません。

 この話は、敢えて言うならば、捏造したものではないかと疑いたくなります。19歳では戦争経験はできませんからね。

朝日は、捏造の黒歴史をもっています。主なものだけでも下記の通り。
    鈴木商店焼き討ち事件
    伊藤律架空会見捏造事件
   ・ 珊瑚記事捏造事件
   ・ 南京大虐殺問題
   ・ 従軍慰安婦問題
    靖国問題
   ・ 吉田調書誤報問題(福島原発)

 これらは、日本の国益を大きく毀損するとともに、わが日本人を悪逆非道なものとして名誉を失墜させたものであり、悪魔の所業と言わざるを得ません。したがって、今回の例も、事実か、誤報か、捏造かについては慎重に見極めることが大切ではないでしょうか。

 ・このような捏造・誤報記事が絶えないのは、朝日の体質に問題があるからに他なりません。社内の雰囲気は、サヨク・リベラル・反日・反天皇制・クオリティペーパー・社会の木鐸・マスコミの王者であり、常に角度をつける記事が求められています。角度をつけるとは、自らが書く記事を、サヨク・リベラル・反日の色に上手く印象づけるようにすることであり、分かりやすく言えば印象操作を日常的に行うことを意味します。

 考えてもみてください。「万歳」(ばんざい)とは文字通り、万年、いつまでも永く栄えることの意味であり、「天皇陛下万歳!」は、日本国憲法第1条に記されている日本国および日本国民の統合の象徴である天皇陛下の弥栄(いやさか)を祈念するものであり、戦争とは関係ないお祝いの言葉です。朝日新聞はたびたび、いわゆる天皇制と戦争を結び付けようとする言論を吐いてきていますが、それは大いなる誤りと言わねばなりません。

また、朝日には、天皇陛下や皇室に対する尊崇の念はなく、朝日だけが、皇室関係の記事において、尊敬語、丁寧語、歴史的用語を使用していないのです。(以下の例示は、過去の小ブログからの引用)

   両陛下 壁画を鑑賞(2010/10/10 朝日新聞記事)
  奈良市滞在中の天皇、皇后両陛下は9日、唐招提寺と薬師寺を訪問した。唐招提寺では鑑真和上坐像を祭った御影堂で故東山魁夷画伯の障壁画を鑑賞。天皇陛下は「これはどこの柳」などと熱心に質問していた。薬師寺では故平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」を鑑賞し、かつてご夫妻で訪れたアフガニスタンの風景に懐かしそうに見入っていた

  わたしはこの記事に何とも言えない違和感を覚えましたが、次のように直せばすっきり落ち着くとわかりました。

   両陛下 壁画をご鑑賞
  奈良市ご滞在中の天皇、皇后両陛下は9日、唐招提寺と薬師寺を訪問された。唐招提寺では鑑真和上坐像を祭った御影堂で故東山魁夷画伯の障壁画をご鑑賞。天皇陛下は「これはどこの柳」などと熱心にご質問されていた。薬師寺では故平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」をご鑑賞され、かつて両陛下で訪れられたアフガニスタンの風景に懐かしそうに見入られていた。

 要するに、朝日新聞は、皇室を特別に敬うべきではないという社論に基づく表現を採っているものと思われます。

そして今回の事例を見れば、朝日新聞においては、天皇制、皇室を何とか貶めようとする強い意志が働いていることが明白になったのではないでしょうか。わたし達は、このことを十分認識し、一層、警戒を厳しくしなければならないと考えます。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセー
です。

 

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コメント

ご指摘通りです。全く不愉快な媒体ですね。常識的な普通の日本国民から信頼を失った朝日新聞は、もはや論ずる必要も無い、自己崩壊中の媒体と達観しています。朝日新聞『幻想』から目覚めたのは、中学3年生時代。朝日新聞信奉者の同級生との口喧嘩。朝日新聞の大きな組織の傘の下で守られながら『ベトナム戦争』を論じた本多勝一の『北爆の下』を批判した私。当時、本多勝一とは異なり、自分の足で立って発言していた小田実を応援していた中学生だった私。遠い昔です。

投稿: 野中志郎 | 2019年11月15日 (金) 17時37分

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