ブログ発信17年間を振り返って!
882回目のブログです
天地の 分れし時ゆ 神さびて 高く貴き 駿河なる 布士の高嶺を
天の原 振りさけ見れば 渡る日の 影も隠らひ 照る月の
光も見えず 白雲も い去きはばかり 時じくそ 雪は降りける
語りつぎ 言ひ継ぎ往かむ 不尽の高嶺は
“田子の浦ゆ うち出てみれば ま白にぞ 富士の高嶺に 雪は降りける”
山部赤人(万葉集)
小ブログは、発信以来丸17年となり、ひと月前に予告しましたように、今回をもって一旦筆を置くことにしました。今は、肩の荷を下ろしたところで、邪念なく富士山を仰ぎ見たい心境でしょうか。その意味をもって、万葉集の山部赤人の和歌と富士の写真を冒頭に掲げました。
お読みくださいましたみなさまには、感謝の念を懐きながら過ぐる17年間を振り返ってみたいと思います。
・ブログ名
【ビジネスマン育成塾】
大層な名前で、恐縮、汗顔の至りです。
・発信開始日
平成18年(2006)3月3日
・発信最終日
令和 5年(2023)3月3日
・発信頻度
毎週金曜日(午前6時)
17年間で3回、諸般の事情で休みました。
・発信回数
882回
・アクセス数
最高 16,625人
この数は、ブログから次回ブログまでの1週間の数です。
・原稿量
<1回の分量:約>
A4(1行40字×36行=1,440字)×3枚=4,320字
<17年間の分量:約>
4,320字/1回分×882回=3,810,240字
3,810,240字=9,525枚/400字詰め原稿用紙
これを、今、超ベストセラーになり、注目を集めている
大著『安倍晋三 回顧録』(中央公論新社)477頁の本に
分量換算してみれば、ちょうど11冊分に相当します。
(※ もちろん、内容の差異は天と地以上のもの)
・ブログ内容
・日本の文芸
和歌(万葉集から現代短歌まで)、俳句、漢詩、現代詩、…
・古都逍遥
山の辺の道、唐招提寺、薬師寺、平安京、南禅寺、纏向遺跡
正倉院、東大寺、若草山、法隆寺、藤ノ木古墳、中宮寺、
四天王寺、藤原京、橿原、今井町、嵐山、嵯峨野、長谷寺、
多賀大社、室生寺、仁徳天皇陵、新薬師寺、白毫寺、秋篠寺
平城宮、姫路城、郡山城址、近江路、浄瑠璃寺、応神天皇陵、
観心寺、近江八幡、安倍文殊院、長浜、……
・紀行
江田島、壱岐島、対馬、金沢、南河内、山田方谷関連、…
・趣味
酒蔵巡り(滋賀・藤居本家、神戸酒心館、橿原・喜多酒造)…
・論稿
「君はサラリーマンかビジネスマンか」(38回連載)
・時事エッセー
(※理想主義的保守主義のスタンスで評論しました)
祝祭日と祝日と休日、靖国の法則、改憲と護憲、平和ボケ、
新聞の嘘とテレビの嘘、北の拉致、矮小化した政治、
デフレ克服、環境問題の嘘、尖閣問題、国家観なき民主党、
エネルギーと原発、消費税、移民、電波特権、
プロパガンダの中国、ファンタジーの韓国、公明党と学会
日本経済の凋落、教育(ゆとり教育・学術会議・偏向)
中国問題(人権、領土拡大、100年マラソン、スパイ)
女帝小池、ロシア・ウクライナ戦争、カルトと政党、……
小生は、子どもの時から作文が苦手で、400字詰め原稿用紙を埋めるのが精いっぱいでした。社会人になってから要求される文章は基本的に商業文であり、定型的な要素が多く、それなりに対応してきました。
ブログを始めるにあたってかなり不安感はありましたが、徐々に慣れて行き、何と、丸17年の今日を迎えることができました。“継続は力なり”という言葉がありますが、今では400字詰め原稿用紙で10枚~11枚(1回分)ですと、そんなに苦もなく書けてしまうこともあります。もちろん、時には苦吟することもあり、要は、リズムに乗れるかどうかに依るのではないかと考えています。
ところで、内容的には、みなさま方のお目を汚したかもしれませんが、小生、本来文筆の徒ではありませんので、その点はご寛恕賜わりますよう。
平民宰相と呼ばれた原敬総理大臣に
『日記が5年続いたら、何かを成し遂げる人になる。
10年続いたら、何かを成し遂げた人である』
という有名な言葉がありますが、小ブログを日記に見立てたとすれば、果たして、どの位置にあるのでしょうか。17年間それなりに継続したのは事実でもあり、ブログの内容が大したものでないことは百も承知。…みなさまの甘い点数を期待しましょうか。
さて、今後につきましては、以下のように考えています。
※ ブログ「ビジネスマン育成塾」はそのままWEBに残しておきます。
※ 小生、しばらくは休筆し、それからは不定期でブログ発信したいと
考えています。
みなさまには、永年にわたるご支援に対し、厚くお礼申し上げます。
WEB上での又の再会を楽しみにしています。
〆
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コメント
週一発行といえば週刊誌がその代表ですが、内容が一定の水準をもつ新潮や文春にしても週一で寄稿している評論家などの2ページにわたる記事で、読者が記憶に留めおくべき内容のあるモノは滅多にありません。原稿用紙一枚で足るテーマを無用な言葉を随筆風に書き連ねて文字数を稼いでいる、そんなものばかりです。その点で、野宗氏は週一で特定のテーマを焦点に、手に余るほどの情報を端的にまとめて書かれており、読み手の私たちの脳内でランダムに取り散らかされていた情報が論理的に一つの形として治まる、そんな不思議な感覚で読ませていただいてきました。資料もそうでしょうが、頭脳も大変な作業を続けて来られたことと察しています。ありがとうございました。チャイナ、北朝鮮の一党独裁体制はこれから十年の間に大きな転換期を迎えると思いますが、国防問題などについて不定期的にでも野宗氏の見解を披歴していただければと願っています。
投稿: 齋藤 仁 | 2023年3月 3日 (金) 08時31分