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2025年4月 4日 (金)

えっ! 石破首相が「先の大戦の検証・見解表明」へ

 929回目のブログです。

2025441

    『春暁』  孟浩然

  春眠不覚暁(春眠あかつきを覚えず)
  処処聞啼鳥(しょしょ啼鳥を聞く)
  夜來風雨聲(やらい風雨の声あり)
  花落知多少(花の落つること知りぬ多少)

 (孟浩然は盛唐の代表的詩人)春の眠りは心地よく、夜が明けたことも気づかなかった。あちこちから鳥のさえずりが聞こえてくる。昨夜は激しい風雨の音が聞こえていたが、花はどれほど落ちてしまったことだろうか…。

 日本列島、いよいよ桜の季節を迎えました。TVを見ると、全国で花見の光景が映されており、老若男女、雅な言葉でいう “桜狩り” を満喫しているように見受けられます。ほんわかした雰囲気が漂ってくる感じがします。

 この季節、朝起きた時、わたしは、ついつい孟浩然の“春眠、暁を覚えず…”を口に出してしまいますが、五言絶句『春暁』の見事な漢詩は、心からゆったりとした気分に浸させて呉れます。

 自然は桜花、心情は春眠。これ以上の穏やかさはありませんが、国際情勢、国内政治は大荒れに荒れており、わが国はのっぴきならない状況にあるのではないでしょうか。

 その一例として、石破首相の言動を取り上げたいと思います。

 過去3回の首相談話。戦後50年(村山:侵略と反省とお詫び)、60年(小泉:村山談話を継承)、70年(安倍:歴代内閣と同じ。ただし戦争に関わらない世代に謝罪を続ける宿命を背負わせてはならないと謝罪外交に区切り)

 石破首相は、念願の戦後80年談話(おそらく謝罪を含む)を発出することを熱望しましたが、党最高顧問の麻生氏から説得され発出を見送ったと言われています。

 ・そのかわり、石破首相は、先の大戦を検証するために、有識者会議を設置し、その結果を踏まえ「歴史観や戦争に対する見解」を表明する方向で調整へ。(産経3/28)

 ・石破首相が80年の談話を渋々であっても取りやめたのは良かったと思います。折角、安倍元総理が苦心に苦心を重ね、いわゆる「謝罪外交」に終止符を打ったのですから、それを蒸し返すのは愚の骨頂であり、国益に結びつきません。

 ・それでも、ねちっこい石破氏は「歴史観や戦争に対する見解」を表明する意向だと言われています。ここで考えなければならないのは、石破氏が先の大戦を総括できる “知性”“見識”、そして、2685年におよぶわが国の永い歴史に “誇り” をもっているのかどうかではないでしょうか。

 私が心静かに思うに、石破首相においては、真の知性と歴史に対する謙虚さに甚だ欠けており、軽々に歴史の断罪を行うべきではありません。おこがましいにも程があります。外交的に見ても、喜ぶのは、中国・ロシア・北朝鮮・韓国であり、見解の表明などは止めるべきではないでしょうか。総理大臣であればあるほど、歴史には謙虚に接しなければならず、先の大戦の意義と評価については偉大なる 碩学 にお任せすべきだと考えます。

 みなさん、近年の自民党は、何か変だと思われませんか。自民党は、国民政党であり、保守政党であると自認していましたが、最近の振る舞いを見れば、自虐史観、反日思想、親中(親共産主義)、リベラル勢力、などなどですが、いよいよ、自民党の『左翼革命』という用語が飛び交うようになりました。

 そこで、友人から紹介された、昨年12月に出版された興味深い本を紹介します。

  書 名 『「左翼革命」と自民党崩壊 』
          政界大動乱同時ドキュメント
  著 者 門田隆将
  出版社 ワック株式会社
  価 格 1,500円+税
  書 式 単行本(280頁)

 帯には…、

  緊急書下ろし、
  “国家存続の岐路”で「選択を誤った」日本
  中・露・北はまってはくれない
  同時ドキュメンタリー
  あの日、あの時、何があったのか

 門田隆将氏は、著名な作家でジャーナリスト。『死の淵を見た男―吉田昌郎と福島第一原発』などベストセラー多数。令和4年(2022)7月8日に安倍晋三元首相が暗殺されて以降起こった「自民党の左翼革命」を、中国に支配される自民党の実態との同時ドキュメンタリーとして描いた本です。

 著者・門田隆将氏の、問題意識、ほとばしる愛国心、おもいやりをベースとした、政界ドキュメンタリーとしての迫真の場面は息をつかせず、あっという間に読み終えました。日本の危機が今ここにあることを考えさせる良書です。章建てを…

 高市早苗の「ありえない」敗北
 異例だらけの総裁選
 号砲は鳴り響いた
 激しい駆け引き
 政策の「鬼」登場
 「謀略」渦巻く総裁選
 女系天皇、靖国参拝をめぐる攻防
 高市を叩いても叩いても……
 最終盤の激戦
 どんでん返しの裏
 唖然とする石破内閣
 凄惨な衆院選
 メルトダウンする日本
 日本国「存立の道」

 日本社会が元首相「安倍晋三氏」を失って、日本の伝統や文化、そして誇りを大切にし国際圧力に毅然と対峙していく気運は、一気に減退。それとは逆に自民党内の左翼・リベラル勢力が俄然力を増しました。

 自民党は、石破茂氏を総裁、首相に選ぶことにより「左翼革命」を高らかに宣言、日本の「メルトダウン」が始まり、迫りくる中国の軍門に下る「第二のウイグル化」さえ懸念される道を歩み始めたのです。

 ごらんください。昨年10/27、石破首相は、政権選択の衆議院選において大敗北を喫し「少数与党」に転落させました。ところが、石破首相は責任を取るどころか、総理の座にしがみついたのです。美学のひとつも持ち合わせていない私利、私欲だけの石破首相に惑わされてはなりません。

 何はともあれ、門田隆将さんの『「左翼革命」と自民党崩壊 』(政界大動乱同時ドキュメント)をお薦めします。

 自民党は、本来、国民政党保守政党でした。石破首相をすみやかに引き下ろさなければ、自民党もメルトダウン、日本国家もメルトダウンするのは必至ではないでしょうか。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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コメント

首相という敬称をつけることさえ恥ずかしくなるイシバです。しかしこんな人を首相の座につけたのは岸田前首相です。キシダこそ日本国民の民主主義(多数決主義)をどんでん返しした張本人で、日本の国賊というべきです。安倍政権や菅政権までの自民党政権とキシダ政権が違うのは、キシダ政権は読売だけでなく反自民の朝日や毎日などのメディアも懐柔していたことです。戦後ずっと反自民の世論を形成していた左翼メディアを懐柔した手法は、キシダ自身が左翼思想の持主だったからなのか、それとも財務省が左右の大手メディアを抑えていたからか、はたまた日本の大手メディアがニューヨークタイムズやワシントンポストなど米国民主党系のメディアに支配されているからなのか。いずれにしても岸田首相が防衛費の倍増を唱えたときに共産党は騒いだが、朝日系も毎日系も反キシダのキャンペーンを貼らなかったのは過去を知る国民からすれば奇怪そのもの。この闇をイシバも受け継いでいるから岩屋という売国奴が中国にひれ伏す密約を結んでもその内容を明かさず、それを暴こうという与党議員もいなければメディアもない。選挙権をもちながら「これが日本か」と嘆くしかない国民が多数を占める民主主義国日本、不思議な国である。

投稿: 齋藤 仁 | 2025年4月 4日 (金) 09時13分

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