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2025年5月 2日 (金)

石破首相についての雑感! 

 931回目のブログです。

2025521

“青山を 振りさけ見れば つつじ花 にほへ娘子 桜花 栄え娘子”
                                               柿本人麻呂(万葉集)

 山を振り仰いで見ると、目に入るのは色美しいつつじの花、その美しいつつじのようにあでやかなおとめよ。咲き誇っている桜のように青春の盛りにいるおとめよ…。

 サツキツツジの晴れやかな初夏。

 このような季節こそ、山や川べり、あるいは公園を伸び伸びと歩いてみたいもの。そして、細かいことにはとらわれず、大きな気持ちになること、いわゆる浩然の気を養いたいものです。

 というのも、世情は喧しく、世界も、わが日本国も混迷の最中にあると言っても言い過ぎではありません。とりあえず、政界を覗いてみましょう。

 信頼できる時事通信の最新の世論調査から。夏の【参院選比例代表】の投票先を尋ねた結果は(4/11~4/14・個別面接方式)。

   自民党    20.6%
   国民民主党  10.6%
   立憲民主党   7.8%
   れいわ新選組  5.6%
   日本維新の会  4.9%
   公明党     4.3%
   共産党     1.8%
   参政党     1.6%
   日本保守党   0.9%
   社民党     0.6%

 年代別に見ると、10代・20代は国民民主がトップの21.5%。30代は自民と国民民主が14.2%で並び、40代以上は全て自民が首位となっており、全体として国民民主党の堅調さが目立ちます。

 ロイター通信の企業調査(4/2-4/11・調査票)から。

 石破茂首相の政権運営について。

    「期待通り」     9%
    「やや期待外れ」  58%
    「大いに期待外れ」 33%

 「次期首相に最もふさわしい候補者」は。

    高市早苗氏         30%
    石破茂氏(続投)      10%
    林芳正氏(官房長官)     8%
    玉木雄一郎(国民民主党代表) 8%

 企業経営者においては、石破首相の政権運営には期待外れが91%と顕著な拒否反応を示しており、「次期首相」には石破氏に代わり高市氏を推していることが窺がえます。

 石破首相は、念願の戦後80年談話を発出することを熱望しましたが、党最高顧問の麻生氏から説得され発出を見送り、代わりに、先の大戦を踏まえての歴史観や戦争に対する見解を表明する意向で調整に入ったとされています。ところが、トランプ関税ショックが生じどうなるかは不明です。この際、石破氏には冷静さを取り戻すためにも下記の言論を参考にしてはいかがでしょうか。(産経4/24極限御免欄から)

 高井康行氏(弁護士・元東京地検特捜検事)
『…いずれにしても、もはや「戦後80年」ではない。日本が利益を享受してきた戦後80年間の世界秩序は、その創設者であり保護者であった米国自身によって打ち壊された。今年は、日本が独り立ちを目指さなければならないポスト戦後元年だ。
石破茂首相が意欲を示したものの見送ることになった戦後80年の「首相談話」など、時代に大きく取り残されている。
われわれは戦後80年のうちに知らず知らずのうちに身についた(つけさせられた)数々の思考方法を捨て去り、新たな目で新しい世界を見つめなおさなければならない』

 榊原智氏(産経新聞論説委員長)
 『安全保障環境が厳しさを増す戦後80年の今必要なのは、戦争のありきたりの検証を賢しらぶって首相らが披露することではない。靖国神社参拝をはじめとする戦没者追悼の場で、英霊を真心から顕彰することだ』

 北岡伸一氏(政治学者・東京大学名誉教授)
 『石破首相は80年談話の代わりに、国民ヘのメッセージを出す方針のようですが、もう「おわび」の要素は入れる必要はないと思います。歴史を伝えることと、いつまでも謝罪を続けることは同じではありません』(4/22 朝日新聞『戦後』は終わったのか)

 石破氏が先の大戦を総括できる “知性” “見識”、そして、2685年におよぶわが国の永い歴史に “誇り” をもっているとは到底考えられず、時代錯誤の歴史のお詫びなどにエネルギーを使うのではなく、トランプショックに全力で当たるべきではないでしょうか。

 ところで、先日、地上波TVの政治バラエティ番組をみていたら、石破首相がトランプ大統領の前でガチガチ、オドオドになっている様子が放映されていることに気づきました。石破首相はトランプ大統領とは初見であり緊張するのは理解できますが、もっと、前もって万全の準備をしていけばよかったのにと思った次第です。

 アメリカでは、キリスト教が約8割であり、建国の経緯からも「キリスト教の国」です。なかでも、プロテスタントが主流。

   そして、驚くなかれ、石破氏もトランプ氏もキリスト教・『プロテスタント』の堅信礼を受けた『長老派』の信者ではないですか。(堅信礼:プロテスタント諸教会で、幼児洗礼を受けた者が、自己の信仰告白をして教会の正会員となる儀式)

 であれば、首相は、自分がプロテスタントで、長老派の信者であることを伝えれば、トランプ大統領は必ず心を開いてくれるのではないでしょうか。アメリカでは、宗教の基盤は強力な武器であると言われています。

 石破首相には、虚心坦懐にこころを開き、トランプ大統領の懐に飛び込み、国益擁護のために命を掛けてほしいと願う次第です。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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コメント

どんな国であっても政府の政策に不満を持つ国民はいて当然である。ただ思想や信条を弾圧する全体主義国家では少数派の不満を表明する場が与えられない。だが民主主義国家では公的な場でも政府を批判できる。石破氏は国政の一端を担う大臣等の場にあったときも民間の一評論家のような立ち位置で首相を批判することで少数派に「期待できる政治家なのでは?」という錯覚を与えてきた。だが与党にあってA首相の政策もB首相の政策も批判する政治家が考えている政策とは何か、とまじめに考えるメディアも野党も、与党内の少数派政治家もいなかった。要するにイシバという男には政治家としての高邁な理念も、日本国のためになる実行可能な具体的な政策も最初から持っていなかったということである。「こう語れば大衆は私を評価してくれる」というポピュリストでしかなかったが、それは彼が大衆を愚民集団と見下していたことを意味している。「こうやれば大衆は私が思った通りに踊ってくれる」と思い込んできたのである。世襲政治家や財務官僚、朝日メディアなどにみられる自意識過剰のオタクたちである。期待できるものは何もない。どこかの店で買った商品を、己の店に並べるような才しかない男としか私には見えないが。

投稿: 齋藤 仁 | 2025年5月 2日 (金) 08時30分

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