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2025年9月19日 (金)

往生際が悪すぎる…石破首相、国連演説へ?

 941回目のブログです。

2025919

“秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花”

“萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなへし また藤袴 朝顔の花”
                        山上憶良(万葉集)

 秋の七草は山上憶良が選定し今に至っています。ここで言う朝顔は桔梗のこと。上記の和歌は二首ともに憶良の歌であり、秋の花をそのまま読み上げた素朴さの中に得も言われぬリズムを感じます…。

 暑い日が続いていますが、朝夕は、気温も微かに下がり心なしか肌に涼しさを感ずる時もあるようになってきました。

 このような時でもあり、小ブログを書くに当たっても、まだまだ気が集中しませんので、多少雑駁な時事エッセーにしたいと思います。

 先日、石破首相が自民党総裁を辞することを記者会見で表明しましたが、その内容は、なかなか意味深なところがあります。「このまま臨時総裁選挙要求の意思確認に進んでは党内に決定的な分断を生みかねないと考えたからであり、それは決して私の本意でない」と苦渋の決断を強調。次期政権に引き継いでほしい政策として・アメリカの関税措置を受けた国内産業への支援・防災庁の設置・物価上昇を上回る賃金上昇・コメ政策を含めた農政改革を挙げ「何としても強力に実行し成果を得てほしい」と求めたのです。

 石破氏が退陣することにしたのは、衆議院選、参議院選に惨敗し、党内政局に敗北することが確実視されたからに他なりません。もう、格好つけても恥ずかしいだけです。

 そして、あろうことか、石破内閣で成就できなかったことを次期政権に求めるとは、地位に未練たらたら、往生際の悪さと上から目線の傲慢さを感じざるを得ません。

 石破氏って、こんな人物だったということが明々白々になりましたが、これを、マスコミや国民の過半が支持したのですから、マスコミや私たち国民は、今からでも猛省しなければならないのではないでしょうか。

 石破総理大臣は記者会見で「参議院選挙の直後に辞任しなかったことで、政治空白が生まれたのではないか」と質問されたのに対し、「アメリカとの関税交渉に一定の道筋をつけることなどに力を注いでおり、政治空白があったとは考えていない。この間、全身全霊で皆様方の知恵や力をいただきながら着実に政策を実行してきた」、また「いかなる批判も為政者として受けなければならないが、政治空白が絶対にあってはならないという思いで、【不眠不休】【土日返上】で、全力で皆さんとともに努力してきた自負はある」と述べました。

 天下の総理が政務、職務を遂行するにあたり、【不眠不休】や【土日返上】を自慢するのは、お門違い。そんなことは小物の言う台詞であり、総理ならば必要ならば不眠不休、土日返上も結構ですが、政策の中身と結果、そして自らの出処進退を自慢すべきではないでしょうか。

 また、政治空白が生まれていなとのことですが、ご覧ください。

  7月20日 参議院選の投開票(自民惨敗・党内から責任論)
  7月23日 石破首相、麻生・菅・岸田,元前首相と会談
  7月28日 両院議員懇談会(石破辞任を求める意見)
  8月 8日 両院議員総会(臨時の総裁選を求める意見)
  9月 2日 両院議員総会(参議院選総括)
          (臨時の総裁選 是非を問う手続き開始)
  9月 7日 石破総裁辞任
  9月22日 告示/候補者推薦届出受付
 10月 3日 党員投票締切
 10月 4日 議員投票および開票・党員投票の開票

 7月20日~10月4日(自民党総裁決定日)までで、何と76日間、それから首相決定まで2週間かかるとすれば、76日+14日=90日。これを政治空白と言わずして何といえば良いのか。石破首相が政治を蔑ろにしたことに大きな問題があると言わねばなりません。

 本来、石破首相は参議院選惨敗の7月20日に自民党総裁、首相の辞任を記者会見で表明すべきだったのです。莫大な時間と膨大な経費を使わなくて済んだのではないでしょうか。残念ですが、石破首相はもとより、自民党にもこのことを追認した責任があると考えます。

 ところで、石破茂首相は、9月下旬に米ニューヨークで開会中の国連総会に出席する意向を表明しました。続いて韓国も訪問する予定です。

 10月に入ると、首相選びが進み、レームダック(死に体)の状態では外交の成果が上がるものとも思えず、あまり意味のあるものとは考えられませんが、逆に、大きな懸念材料浮かんできます。

 それは、石破首相の年来の願望であった例の「首相談話」が、8月15日の終戦記念日、9月2日の降伏文書調印日、それぞれ諸般の事情で見送りになり、残念の気横溢。そのため、石破首相が最後っ屁を国連演説で発出してしまわないかと懸念されます。

 石破氏は、自虐史観、反日史観の左派的感性の持ち主。故に「首相談話」的なものは、周辺の反日国家を利するだけでないでしょうか。個人の勝手な我欲を歴史に刻もうとする行為は是非中止していただきたいものです。ご立派な石破総理の経歴を汚すことを恐れます。

 さいごに、自民党がまとめた参議院選総括報告書「国民政党としての再生に向けて」を取り上げます。

この報告者は、石破総理を含む党幹部の責任には一切触れておらず、真の反省は自民党にはないと言わなければなりません。

国民の苦痛を軽視する姿勢が顕著。実質賃金のマイナスが継続する状況は国民経済にとっては非常事態です。こんな時、自民党は減税を拒否し、現金給付という場当たり的対処さえ実現させなかった。

【経済学的な効果の序列】

   ① 恒久減税
   ② 一時減税
   ③ 現金給付

 これは、経済学の常識というものですが、自民党は、国民民主党の所得税控除拡大(103万円⇒178万円)、ガソリン上乗せ分減税(25.1円/ℓ)の両案を拒絶、現金給付2万円に固執するもこれも実現せず。国民の声を切り捨て財務省の身勝手な論理に跪きました。その結果が選挙で惨敗

自民党は、政策の失敗という本質的な問題から目をそむけ「ネット上の切り抜き動画やデマ、誤情報などのネガティブ情報が急速に拡散」とし、SNSの脅威に目を向けさせていますが、その客観的データも証拠も提示しないのでは誠実な分析と言えません。もはや、SNSの世界もオールドメディアの世界も同じレベルではないでしょうか。

それにしても、自民党の評価は大幅に落ちました。新総裁が誰になるのか、新しい総理大臣は誰が選ばれるのか。注視したいと思います。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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