2018年1月19日 (金)

“台湾”Good News…米下院「台湾旅行法」可決!   

 621回目のブログです

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  “ 斧入れて 香におどろくや 冬木立 ”
 
          与謝蕪村
(江戸中期・南宋画の大家) 

 冬枯れした木に斧を打ち込んだところ、中から新鮮な木の香がしてきた。冬木立は見た目こそ枯れてみえるけれど、その内部の生命力が脈々と生きていることには驚かされるものだ…。

 

 緑の葉が豊かな樹木を見ると、何となく生命力あふれるものを感じますが、蕪村の俳句は、一時的に冬枯れした木々にも、その内部には沸々と燃えたぎる力を蓄えていることを教えてくれます。

 

 先週、地上波テレビで、台湾の若い女性たちが大挙して北陸の古都・金沢を訪れている光景を放映していました。その目的は台湾の大恩人である「八田與一」(はったよいち)の生誕地をたずねることであり、八田与一は金沢ふるさと偉人館で顕彰されており、今、台湾の方々が続々と大挙して訪れているようです。

 

 八田与一は、明治43(1910)東京帝大工学部土木科を卒業した土木技師であり、大正9(1920)から昭和5(1930)まで台湾南部の巨大な「烏山頭ダム」の工事を指揮し、幾多の苦難を乗り越え完成させました。このダムのお陰で広大な嘉南平野は豊沃な土地に一変、現在も稼働を続けています。

 

 台湾の中学生向け教科書では、八田与一の業績が詳しく載っており、日本では知る人は少ないのですが、台湾では誰でも知っている偉人なのです。今、烏山頭ダムは公園としても整備され「八田與一」の銅像とお墓、そして顕彰のための記念館も併設されており、毎年多数の参列者により慰霊祭が行われています。これは、台湾の方々が八田与一や日本人に対し心からの感謝の気持ちを有している証しと言えるのではないでしょうか。

 

 これを見ると、台湾と朝鮮<韓国・北朝鮮>のわが国に対する思いの極端な差異に驚かざるを得ません。台湾は感謝<ありがたいと思うこと>朝鮮は怨嗟<抑え切れない恨み>感謝と怨嗟ですからまさに真逆。その差は地勢、民族、民俗、DNA、何でしょうか。

 

 先年の東日本大震災の時、わが国は、台湾の方々から200億円超というダントツの巨額の義捐金を受け取りました。その温かい志にほとんどの日本国民は目頭を熱くしたことでしょう。

 

 しかし、政府は翌年の「東日本大震災一周年追悼式」において台湾に対して外国代表の指名献花もさせず、某大手地方紙は義捐金一覧表から台湾を外すという、真に愚劣、失礼極まりない態度を示したことを忘れてはなりません。これでは、日本は、低劣さにおいて韓国と同じではないかと言われても反論できません。日本人が誇ってきた道徳の低下がここまで来ていることを嘆くだけではなく、深く反省し、その根本を見直すことが肝要ではないでしょうか。

 

 さて、この台湾にビッグニュースが舞い込んできました。どういうわけか、わが国の新聞、テレビなどのマスコミでは一切無視、全く報道されていないニュースです。これでは、マスゴミ(マスごみ)と揶揄されても仕方がないと思わざるを得ません。いつまでも北朝鮮と韓国のプロパガンダをやるべきではないでしょう。

 

 米下院で「台湾旅行法」可決、高官の交流強化

 

  アメリカの議会下院は現地時間9日、台湾旅行法を可決した。この法律が成立すれば、台湾とアメリカの高官による相互訪問が奨励されることになると期待されている。この法案は、さらに上院で可決された後、大統領の署名を待って、法律として発効する。
               (2018/1/10 RTI)

 

 RTIは「Radio Taiwan International」台湾中央放送局のこと。「台湾旅行法」を具体的に見ていきましょう。

 

 台湾旅行法(Taiwan Travel Act)は、米下院外交委員会の共和党/民主党議員・ロイス委員長によって1月に草案が提出され、6月に下院外交委員会アジア太平洋小委員会、10月には同外交委員会を通過していました。それが今回下院で“全会一致”の可決となり、今後、上院で可決されトランプ大統領が署名すれば法案が成立します。

 

 この法案は宮崎正弘氏の表現を借りれば“すごいニュース”です。

 

 米国の全てのレベルの政府関係者による台湾訪問および対等な行政レベルにある台湾の政府関係者への訪問を解禁する。
 

 台湾の政府関係者の尊厳を守る原則の下、台湾の政府高官の訪米および国務省や国防総省を含む米政府高官との対面を解禁する。
 

 米駐在の台湾の代表機関、駐米台北経済文化代表処および台湾が
  設置した全ての機関による米での正式な活動を奨励する。

 

 この法案の凄いのは、分かりやすく言えば、蔡英文総統を国家元首としてホワイトハウスに迎え入れることも可能になるということなのです。

 

 米国は、昭和54(1979)中華民国と国交を断絶し、台湾関係法を施行して以来、双方の高官の相互訪問を規制してきました。それを大転換し、台湾を、一地域、チャイニーズ・タイペイ、中国台湾省ではなく、実質的に、ひとつの独立した国家として扱おうとするものです。驚くべき転換と言わねばなりません。そして、これが全会一致ですから、共和党も民主党も、台湾を支援することを明確に示したことになると考えられます。これがビッグニュースでなくて何をビッグニュースと言うのでしょうか。

 

 さらに、米国政府が台湾の国際的地位を促進し、地域の平和と安定を確保することを目的とした「台湾安全法」(Taiwan Security Act)も審議されていることにも注目したいと思います。

 

 また、下院は同日、台湾が再びWHO(世界保健機関)にオブザーバーとして参加できるようにするため、アメリカの国務長官に対して、対応を検討するよう求める決議案も可決しています。(台湾は蔡英文総統の就任後、中国大陸の妨害を受け、招待を受けられていないのです)

 

 ところで、米国の両議会が台湾を正当に扱おうとする法案を可決したとしても、はたして、トランプ大統領は署名するでしょうか。楽観はできないと思います。その理由は…。

 

トランプ大統領の外交顧問であるキッシンジャー(94歳・ニクソン/フォード大統領の時の国務長官・安全保障担当大統領補佐官)は、ユダヤ人ですが、どういうわけか親中、超反日の大物であり、中華人民共和国(中共・中国)寄りの政策を進言する可能性があるのではないでしょうか。

 

「習近平政権がいよいよ台湾統一に向けた攻勢を強化してきた。踏み絵…外資系企業に対し、台湾、香港、チベットを“国扱い”していることに対して、謝罪を要求し、今後国扱いさせないことを確約させている」

 

 「中国外交部は定例記者会見で“香港、マカオ、台湾、チベットが中国の一部であることは客観的事実であり国際社会の共通認識。中国に進出する外国企業は、中国の主権と領土の保全を尊重し、中国の法律、民族の感情を尊重してもらわねばならない”と改めて企業に対するイデオロギーチェックの必要性を強く打ち出した」

 

 「中国の元中央党校機関紙・学習時報編集者の鄧聿文によれば、中国は2020年に台湾を武力で統一する可能性がある、と改めて指摘している」
  (この項 1/17日経ビジネスonline福島香織女史論稿より)

 

 という具合に、キッシンジャー、習近平ともども手ごわい相手であり、台湾もよほど上手く立ち回らないと足をすくわれそうで心配です。

 

 台湾の動向はわが日本にも密接な影響があります。マスコミは真のマスメディアとして公平に幅広くニュースを選んで報道してもらいたいものです。何はともあれ、台湾を心より応援します。

 

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

 

次回は
時事エッセー
です。

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2018年1月12日 (金)

“大相撲暴行事件”…問題の本質を見失うな!

 620回目のブログです

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 “いづかたに ながれゆきても にごりなき
 
          清水を人の こころともがな”
 
              明治天皇御製(明治45年) 

 どのような方向に流れて行ったとしても、濁りのない真清水のように、人のこころもそうありたいものである…。

 

 明治天皇の御製を心静かに拝読しますと心が清らかになるような気がします。上に掲げた御製の意味するものは、まさしく大御心(おおみこころ)を示しており、わたし達も濁りの無い清水のような心を持つようにつとめなければと思わざるを得ません。

 

 ところで、わが国の伝統を誇る儀式を伴った競技である“大相撲”の世界においては、昨年11月、複数の横綱がからむ「暴行事件」が発生し、それが今年の正月まで延々とマスメディアを騒がせ、混迷と混乱の坩堝となっていました。

 

 今でも、根本的な問題は全く解決しておらず、まだまだ騒動が続きそうで、日本相撲協会も濁りに濁った組織を脱却できているとは到底考えられません。人の心の源泉は清らかなものであり、はやくそこに戻り心を清らかにして、対策を講ずる必要があるのではないでしょうか。

 

 ここに、経過と処分、問題点の本質を考えてみましょう。

 

 【暴行事件】

 

 モンゴル出身力士の二次会において、横綱・白鵬が平幕・貴ノ岩を説諭中に、貴ノ岩が彼女からのスマホを操作したことに対して、横綱・日馬富士が激高、謝罪させようと平手で多数回、カラオケのリモコンで頭を数回殴った。貴ノ岩は頭を医療用ホッチキスで10針縫う大けがを負った。(日本相撲協会・危機管理委員会発表)

 

 【処分内容】

 

 加害者  日馬富士(横綱) 引退相当(※既に引退していた)
 
     伊勢ケ浜親方  理事辞任(役員待遇へ降格)
 
     白鵬(横綱)   1月給与100%・2月給与50%カット
 
     鶴竜(横綱)   1月給与100%カット

 

 被害者   貴ノ岩(平幕) 九州場所前頭8枚目→初場所十両3枚目
 
            (初場所全休でも春場所は十両に置く)
 
     貴乃花親方  理事解任(役員待遇へ2階級降格)

 

 協 会 八角理事長   3ヶ月給与返上

 

 ●鳥取簡裁は4「傷害罪」で略式起訴された元・日馬富士関に
               罰金50万円の略式命令を出した。

 

 事件もさることながら、この処分についてはかなりの違和感を持ちます。以下に感想を記したいと思います。

 

 テレビでは連日連夜、この大相撲暴行事件を報じており、食傷気味でしたが、どれを見ても歯切れが悪く、腑に落ちないものを感じざるを得ませんでした。それは、コメンテーターのほとんど全てが相撲記者、相撲評論家であり、相撲協会の現行体制寄りの発言であったことによるもの。まあ、相撲および相撲協会が飯の種であり保身上仕方ありませんが、テレビ局の報道サイドとしては、一方に偏らないようバランスのとれた報道にすべきだったと思います。

 

 大相撲暴行事件は単純な問題です。これはあきらかな暴行事件であり、それ以上でもそれ以下でもありません。無抵抗の相手に素手(…とはいっても力士の手ですから準凶器というべきもの)と、リモコンという固い凶器を使って頭に10針()縫うまで殴り続けたのですから。これは暴力そのものであり、完全に“違法行為”です。

 

 神様の領域を意味する注連縄(しめなわ=横綱)をつけ、人格、実力ともに普通の人よりも格段に優れていると認定された横綱が、こんな違法行為をするとはもっての他と言わざるを得ません。

 

 この暴行事件を掘り下げてみましょう。問題点は2つあると考えます。ひとつは、日馬富士が貴ノ岩を強烈に殴っていた間にも、モンゴル・横綱・白鵬やモンゴル・横綱・鶴竜らがほとんど傍観視していたことであり、これはまさしく『密室の集団リンチ』とも言うべき恐るべき行為ではないでしょうか。

 

 もう一つは、以前から指摘されている『八百長』八百長とは、相撲や各種の競技などで、一方が前もって負ける約束をしておいて、うわべだけの勝負をすることであり、 真剣勝負(ガチンコ)ではないことで、相撲の場合は「無気力相撲」とも呼ばれています。

 

  モンゴルの出身者だけで集まれば、相対する部屋であることも希薄化し、星の貸し借り、すなわち八百長の温床となる可能性が高くなることは必然。元野球選手の長嶋一茂氏は、日馬富士暴行事件の舞台となった「モンゴル会」について、敵同士となる力士たちが懇親会を開くことに「野球界ならあり得ない」と首を傾げています(11/18 ディリースポーツ)。何とも暗~い闇を感じてしまいます。

 

 ところが、処分結果を見ると吃驚仰天。支離滅裂、無茶苦茶。「石が流れて木の葉が沈む」とはこのことを言うのでしょうか、まさしく加害者と被害者が逆転、あまりにもバランスを欠いています。

 

  普通の神経ならば、加害者側に重い罰が下され、被害者は同情されるだけのはずです。加害者・日馬富士は相撲界追放、伊勢ケ浜親方は理事解任、白鵬は3場所出場停止、鶴竜は1場所出場停止、被害者・貴ノ岩は現状番付のまま(前頭8枚目)、貴乃花親方は口頭注意までが妥当ではないでしょうか。

 

  特に、直接強烈な被害を受けた貴ノ岩関が平幕から十両へ降格なんて、どう考えても異様、異常としか思えません。たとえば、企業で、他部の本部長から理不尽に頭を割られるほど殴られ肉体的にも精神的にも傷つき、3ヶ月休まざるを得なくなり、身体が一応健康になって出社したら、係長から主任、それも下位の主任に降格していたのと同じです。一般の社会では、そんなことは逆立ちしてもあり得ません。

 

 問題の本質がズレているのです。理事会、評議員会、危機管理委員会などの日本相撲協会とメディアは、相撲界の「暴力行為」から目を逸らし、貴乃花親方一人の「理事適格問題」に矮小化、変質化させようと蠢いていることが問題だと考えます。

 

 ネットでは貴ノ岩はアイスピックで刺されようとし、殺されるとの恐怖に慄いたことが情報として流されており、それが事実とすれば、貴ノ岩関はトラウマ(心的外傷)に罹っているとも考えられます。大変な事態であり、まだまだ真相は解明されていません。

 

 理事会も、評議員会も、危機管理委員会も、臭いものに蓋をすることなく、正しく清らかな道を歩み、相撲界にはびこる“暴行体質”“八百長疑惑”を根絶する根本的な対策を講ずることが本筋ではないでしょうか。

 

  たとえば、モンゴル会の禁止や暴行の厳罰化など、いくらでもあるはずですが、今回の事件があっても、改善への諸対策が聞こえてきません。マスコミも全く同罪であり襟をただすべきことは言うまでもありません。

 

 相撲は伝統ある神事でもあります。日本相撲協会は正しい道を歩まねばなりません。

 

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

 

次回は
時事エッセー
です。

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2018年1月 5日 (金)

“日本”…真に自立の年になるか!

 619回目のブログです


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(富士山 初日の出)

“あらたまの 年たちかへる 朝より 待たるるものは 鶯の声”
 
           素性法師
(平安前期~中期・三十六歌仙)

 あたらしき年に改まった。この正月の朝から、心待ちに待たれるものと言えば、何と言っても鶯の声であろう…。

 

 大晦日の夜には、慌ただしさも一応納まり、除夜の鐘の音が心を落ち着かせるように響きわたってきましたが、この朝は、まわり一面、静謐にゆったりと明けてきます。青い空と緑の木々を覆う白い雪のなかで、鶯の鳴き声を聞こうものなら、めでたさもひとしおというものではないでしょうか。それにしても、愛でるべき正月を豊かな言葉で優雅に詠った古の歌人の情緒にあらためて感銘します。

 

 みなさま、明けましておめでとうございます、本年も引き続きご愛読くださいますようよろしくお願い致します。

 

 今年の暦を見てみましょう。
 

    平成30年  (年号)
 
   皇紀2678年(神武天皇ご即位を紀元・BC660
 
   戌      (十二支・いぬ)
 
   戊戌     (十干十二支・つちのえいぬ)
 
   西暦2018年(キリスト生誕を紀元)

 

 そして、今年は、明治維新後150年、大東亜戦争(第2次世界大戦/太平洋戦争)敗戦後73年となります。150年と73年、その間の栄光と悲劇、そして矜持なき卑屈。来年は、今上陛下が譲位される改元(年号を改めること)の年でもあり、あらためてわが国の歴史の長さを考えてみたいと思います。

 

 毎年、年初のブログでは暦を記しますが、その中に皇紀があります。紀元前660年2月11日(皇紀元年)、初代神武天皇が即位され、詔を発せられたことから始まるのが皇紀です。以後、大和朝廷、王朝としての長い歴史を紡ぎ、今年で2678年となりますが、27あると言われる世界の王朝の長さ較べてみましょう。

 

   日本     2678(年)
 
  デンマーク  1100
 
  イギリス    952
 
  スェーデン   495
 
  タイ      236

 

 わが国の歴史は、麗しき神話の時代から引き継いでおり、多少の誤差はあるにしても、万世一系、万葉一統で綴られ、今125代の天皇をいただき、世界で一番長い歴史を持つ王朝国家であることは、上の年数を見れば一目瞭然。

 

 因みに、近隣3ヶ国の建国の年を見ましょう。

 

   中華人民共和国(中国/支那)  1949年(昭和24年)
 
  大韓民国(韓国)        1948年(昭和23年)
 
  朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮) 1948年(昭和23年)

 

 いずれも第2次世界大戦後に成立した国家。その地域の歴史は長くとも、中国は、支那、チャイナの文明圏として、歴代、易姓革命を繰り返してきたために連続性を欠いており、中華民族の支配さえも僅かな期間となっています。現在は、共産党独裁のもと、軍さえも共産党の配下にあり、まずは周辺国家を睥睨(へいげい/にらみつけて威圧すること)し、硬軟交えた戦略を駆使し、米国を凌駕する世界覇権への道を驀進していると見るべきでしょう。

 

 現在の南北朝鮮も、戦後70年にできた統治国家であり、70年は短いのでしょうか、この年数では安定は得られず、北は個人独裁、南は属国意識の塊となっており、西洋流の近代国民国家とは程遠いものがあります。

 

 一方、我が国を振り返ってみた場合、単純に歴史の長さを誇るだけで良いと言うわけにはいきません。どんな国にも“建国の理想”があり、年の改まる正月や2月11日の建国記念の日などには、それに立ち戻って見ることが肝要ではないでしょうか。

 

 2年先の東京オリンピックの年に「日本書紀」編纂1300年を迎えます。その日本書紀には神武天皇の橿原宮での詔(みことのり)があり、そこには建国の理想が3つ書かれています。それをある方の分かりやすい表現を借りれば…。

 

  ・国民を大御宝(おおみたから)と言い大切に扱うこと
 
 ・徳に応え道義国家になること
 
 ・皆が家族のような国家になること

 

 素晴らしい詔ですが、この詔に記された理想をわたし達が現在、しっかりと認識しているかと問われれば、頭を下げざるを得ません。本来、わたし達は、個人でも、家族でも、グループでも、会社などの大きな組織でも、理念・理想を目指して努力することを求められているはずです。同じことは、国という超巨大組織でもいえることではないでしょうか。

 

 ところが、ここ10年を振りかえって見れば、国の理想が何処にあるのか、曖昧であり、選良と言われる政治家も、メディアも、一般国民も、わが国の歴史の足元を忘れ「今」だけの個人的利害得失だけで蠢いてきた感があるように思います。

 

 あたらしい年も迎えました。来年は改元となります。いわゆる戦後を払拭し、建国の理想に応じた真に自立した国を目指すことが具体的に求められる時代になったと認識します。

 

 わたし達日本人は、2千数百年の輝かしき歴史を大切に、日本の精神を軸として、自信とプライドと矜持をもって、国内はもとより、外国に対しても、その気概を示して行く責任があるのではないでしょうか。

 

 自立の年を期したいと思います(冒頭の和歌にある)鶯の声を聞くためにも。

 

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

 

次回は
時事エッセー
です。

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2017年12月29日 (金)

マイブログ注目ベスト3…この1年を振り返る!

 618回目のブログです

 

“おしなべて 同じ月日の 過ぎゆけば 都もかくや 年は暮れぬる”
 
             西行
(平安末期・歌人/僧侶・山家集)

どこにおいても一様に、月日は同じように過ぎてゆくものなのだから、あなたの住む都も、わたしが住む高野山と同じように年は暮れたのでしょうね。それにつけても、わが身と同じように、あなたも深い感慨があるでしょうね…。

 

 いよいよ、あと2日で、平成29年、皇紀2677年、西暦2017年、酉年が過ぎてゆきます。西行法師の和歌にあるように、高野山であれ、京の都であれ、あるいはどの地にあっても、慌ただしく年が暮れてゆくのでしょうが、たしかに一抹の感慨を覚えざるを得ません。

 

 あくる年がどのような年になるかについては、まず年が明け清新な気持ちでもって、思いを廻らしたいもの。今は、まず、過ぎし1年を顧みることであり、週1回発信した小ブログ52回を振り返り、関心を呼んだ3点をピックアップしたいと思います。

 

 ところで、今年もブログをいろいろ書いてきましたが、52回も発信できたことに自分でも驚いています。と言うのも、最近は格好のタイトルがなかなか思い浮かばず、書くのにも多少時間がかかるようになってきているのが実情だからです。52本それぞれがすべてニュース性と意味を持っており、その内から3点選ぶのも難しいのですが、反響が大きかったものから選んでみました。

 

「安全」か「安心」か…再び問う!

 

 (4/14 581回目) 本来、豊洲市場の問題は、スムーズに行くべき案件であったにもかかわらず、大もめに揉めるという体たらくに対して、「安全」と「安心」のキーワードを明確に認識することによって速やかな前進をすべきと論じました。

 

 「安全」は客観的事実(ロジック)であり、物理的 評価可能。「安心」は 主観的感情(エモーション)であり、心理的 評価不可能。このことを基本的に認識する必要があります。

 

 豊洲が安全であることは諸データから明白であるにもかかわらず、小池知事は、科学的知識に弱いのでしょうか「安心」という心理的なキーワードに逃げて、判断を、先に先にと送り込み、決断を延ばしに延ばそうと画策しました。

 

 小池都知事の狙いは、女性初の日本の首相になることであり、そのために都知事の権力を利用しようとしたものに過ぎません。しかし、自らの国政進出が上手くいかなかったのは周知の通り。

 

 再び都知事としての行政に取り組もうとし、自らが袋小路に入れた豊洲移転について、何とか来年10月に実現するとの方針を、つい先日打ち出すことにしました。

 

 遅れること丸2年。ほとんどが元どおり。この間の損失は想像を絶する膨大な金額になっていると言われており、これは、すべて小池女史の政治パフォーマンスのせいであり、その罪は極めて大きいと言わねばなりません。小ブログは、小池都知事の体質については、早くから警鐘をならしていたことを付記します。)

 

ある「経済人」の愚かな言葉… 北朝鮮と北方領土に関して!

 

 (6/2 588回目) 今、わが国が未曽有の危機にあることは誰しも認識していると思います。北朝鮮の核ミサイル、中国の反日覇権主義、韓国の反日姿勢など、近隣3ヶ国のわが国に対する厳しい姿勢は強まることはあっても弱まることはありません。

 

 このことを、一般国民は肌で感じていると思いますが、経済人、それも一流と言われる人はそうでもなく、親中、媚中、屈中、隷中の思いを臆面もなく発していることを知り、ブログで取り上げました。伊藤忠前会長/元中国大使・丹羽宇一郎氏の発言がそれです。 

 

 【北朝鮮問題】
 「米国が北朝鮮を刺激することで、日本の安全を脅かしていると
 
  したら、何のための日米同盟なのか首をかしげたくなる。」

 

 【尖閣問題】(東京都が尖閣を購入しようとした時)
「もし計画が実行されれば日中関係に重大な危機をもたらす」
 
「尖閣購入を支持する日本の国民感情はおかしい」
 
「日本は変わった国なんですよ」

 

 【中国問題】
 「日本は中国の属国として生きていけばいいのです。
 
  それが日本が幸福かつ安全に生きる道です。」

 

 【北方領土問題】
 「北方領土で大切なのは、本音を言えば『領土』ではなく『漁業』
 
  のはず。領土返還よりも、北方四島をめぐる漁業の問題を解決
 
  することを急いだ方がいい」

 

 金、金、金。丹羽宇一郎氏の求めるものはそれのみ。そのためには属国さえもOK。そこで、ブログの冒頭に次の言葉を掲げ、丹羽氏の悪魔の思想を批判しました。

 

 “国家の名誉は、国家の安寧よりも、
 
      また国民の生活それ自体よりも、大切である”
 
        (ウッドロー・ウィルソン 第28代米国大統領)

 

総選挙結果…メディアの反応を見る! 

 

11/3 610回目) 1122日、総選挙(衆議院議員選挙)が行われ、結果はご存じの通り、自民党の圧勝となり、野党は完敗しました。しかしながら、ほとんどのメディアはその結果を素直に認めようとはせず、朝日新聞などはいちゃもん(難くせ)をつける始末であり、これに反論しました。

 

 メディアは、今回の選挙は安倍首相がモリカケ問題への追求を逃れるために行った権力ゲームだと非難。しかし私は、総選挙はゲームなどという生易しいものではなく渾身の政治的勝負であり、真剣なマツリゴトではないかと厳しく指摘しました。

 

 最も可笑しいのが朝日の選挙結果と、選挙戦さなかの世論調査に表れた民意には大きなズレがある。世論調査では、安倍さんに首相を続けて欲しいが34%、そうは思わないが51%。国会で自民党だけが強い勢力を持つ状況はよくないが73%、よいは15%。であり、民意は与野党の均衡を求めている」との認識です。選挙結果]よりも[朝日の世論調査]を重視せよとのご託宣ですから、まさに口あんぐり。

 

このような上から目線の傲慢な体質が未だに幅を利かせていることが、かなりの国民から嫌われ、ここ数年の新聞発行部数の超激減!に繋がっているのではないでしょうか。

 

 その他「民主主義における選挙は、勝者への白紙委任を意味しない。」とか「憲法論議の前に、森友・加計問題をめぐる国会で真相を究明せよ。」「野党一本化なら63選挙区で勝敗が逆転し、野党が勝っていた。」などと、選挙結果を完全に無視した社論を全面的に展開しているところを見れば、これはまさしく既存メディアの“断末魔”の声のように聞こえてしまいそうです。やはり“異常”“異様”と言わざるを得ません。

 

 平成29年を振り返ってみました。みなさまには今年1年お付き合いいただき有難うございました。小ブログは来年も何とか続けたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

 

 それでは、佳いお年をお迎えください。

 

次回は
時事エッセー
です。

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2017年12月22日 (金)

対立軸を考えてみよう!

 617回目のブログです

 

 “朝露に 競いて咲ける 蓮葉の 塵に染まざる 人の尊さ”
 
             良寛(江戸後期の僧・歌人)

 朝の露とその清らかさを競っている蓮の花のように、世俗の塵に染まらない人の何と尊いことよ…。(蓮葉→はちすば)

 

 もう1週間で平成29年も終わり、新しい年を迎えますが、年々、歳末の季節感あふれる風景が薄れてきているように思えてなりません。これは偏に、わが身が、良寛和尚の和歌にある蓮の花の清らかさから遠く離れ、世俗の塵埃に薄汚れたために、感受性を弱くさせてきているのではないかと反省あるのみの年末です。

 

 今年はいろいろな出来事がありました。残りわずかな日数の中でも何が起こるかわかりません。

 

 拉致進展なし、韓国問題、従軍慰安婦問題、フェイクニュースのオンパレード、北朝鮮の核・ICBM、トランプ大統領、総選挙与党圧勝、モリ・カケ報道、有効求人倍率の大幅改善、着々と進む中国の歴史戦、わたし達日本人の平和ボケ、小池都知事の信頼度大幅低下、ネット社会の隆盛と影響力増大、格差の進行、憲法改正、ついには阿蘇山の9万年に1回爆発することを理由にした原発稼働停止命令…などなど盛り沢山なテーマが発生しています。

 

 こうしたなか、今年は、喧騒にあけくれ、ポピュリズムも目立ち、論理からはずれた感情的な言論が横行した感を強くします。これはとりもなおさず、立ち位置を不明確にぼかしたままの主張が溢れたものであり、主義・主張・立場・見解・信条などで、分かりやすい対立軸のもとで議論する必要がありそうです。

 

 それでは、政治、経済、軍事、エネルギーなどで、どのような【対立軸】がありそうか、ランダムに記してみましょう。

 

   ・護憲      改憲
 
 ・大きな政府   小さな政府
 
 ・左派(左翼)   右派(右翼)
   ・保守      革新

 
 ・保守      リベラル
 
 ・ポピュリズム  エリート主義
 
 ・増税      減税
 
 ・デフレ脱却   デフレ歓迎
 
 ・財政拡大    財政縮小
 
 ・景気対策    構造改革
 
 ・教育費無償   教育費有償
 
 ・新自由主義経済 自由主義経済
 
 ・日米安保賛成  日米安保反対
 
 ・自衛隊・必要   自衛隊・不要
 
 ・核武装賛成   核武装反対
 
 ・先制攻撃・是   先制攻撃・非
 
 ・防衛力増強   防衛力削減
 
 ・原発賛成    原発反対
 
 ・独裁主義国家  民主主義国家
 
 ・属国意識(媚態) 独立意識(矜持)
  ・移民受入賛成  移民受入反対

 
 ・………

 

 あるはあるは、いくらでもあります。これらのなかで最も重要な対立軸は、現行憲法への評価である「護憲」or「改憲」と統治機構への基本的スタンスである「大きな政府」or「小さな政府」ではないかと思います。

 

 今年行われた総選挙の結果をあらためて振りかえって見ますと…

 

  【平成29年衆議院議員選挙(人)
 
       当選者数  公示前    増減
 
 自由民主党  284  290   ▲ 6
 
 立憲民主党   55   16   △39
 
 希望の党    50   57   ▲ 7
 
 公明党     29   35   ▲ 6
 
 日本共産党   12   21   ▲ 9
 
 日本維新の会  11   14   ▲ 3
 
 社会民主党    2    2     0
 
 無所属     22   37   ▲15
 
 (合計)  (465)(472

 

 これらのうち、主力政党を対立軸で表示すると、つぎのようになるのではないでしょうか。

          (大きな政府)
             |
    共産    公明 |希望
      立民     |  自民  維新
(護憲)―――――――――|―――――――――(改憲)
             |
             |
             |
          (小さな政府)

 

 これを見て判断できることは、わが国には、小さな政府を志向する保守政党が存在しないことです。自由民主党は自らを保守政党と言っていますが、リベラルの範疇に入るのではないでしょうか。言うなれば、リベラル・セミ改憲派というべき存在であり、純粋保守政党を名乗るのは全く間違っており、おこがましいと考えます。

 

 今後とも、税と社会保障をどうするのかという問題は引き続き議論されるでしょうが、地方自治についても道州制も含めた議論が必要であり、それにはわが国の歴史、特に江戸幕府の自治政策に学ぶことも大切だと思います。勝海舟も言っています。

 

 “地方自治などということは、珍しい名目のようだけれど、徳川の地方政策は、実に自治の実をあげたものだよ。名主といい、五人組といい、自身番といい、火の番といい、みんな自治制度だからのう”(勝海舟『氷川清話』明治31年)

 

 自身番は警察、火の番は消防のこと。福沢諭吉も自治に関しては江戸時代の自治を手直しするくらいでよいと言っているのですから、それを歴史の遺産として参考にしたいものです。

 

 現在、東京都の知事部局などの職員数は38,000人。ところが江戸時代の役人数は166名。奉行1人、与力25人、同心140人。たったの166名で一般行政、警察、裁判所などの業務の元締めを行うことができたのは、ほとんどの問題は民間人である町役人が処理していたからです。町役人とは、役人と名前はついていますが、何らかの役についている民間人のことで、町年寄・町名主・家主たちを言います。(H28/1/11DAIMONDonline松本崇元内閣府事務次官の論稿より)

 

 たしかに、人口も違い、時代も違うとはいうものの、統治機構については、今一度、わが国の歴史と世界の良き実例に学び、考えていくことが大事ではないでしょうか。

 

 もろもろの対立軸を組み合わせながら、考え方を深めていきたいものです。

 

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

 

次回は
時事エッセー
です。

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2017年12月15日 (金)

教科書から消える…「吉田松陰」「坂本龍馬」!      

 616回目のブログです

 

“親思ふ こころにまさる 親ごころ けふの音づれ 何ときくらむ”
 
             吉田松陰(勤皇の志士・松下村塾)

 親を思う子供の心よりも遥かに深い、子を思う親のお心は、この便りをどんなお気持ちでお聞きになるでしょうか…。

 

 吉田松陰が安政の大獄で処刑される1週間前に、父、兄、叔父に宛てて永別、辞世の手紙にある和歌です。

 

 吉田松陰は幕末長州藩の生んだ英邁なる勤皇の志士であり、思想家、求道者であり、松下村塾を通じた教育者であり明治維新の根元となる英傑と言わなければなりません。吉田松陰なかりせば、維新の大業も覚束なかったでしょう。門人には、高杉晋作・久坂玄瑞・前原一誠・伊藤博文・山形有朋・山田顕義・木戸孝允(桂小五郎)など維新の傑物が綺羅星のごとくいることを見ても、その存在の偉大さが分かります。

 

 ところが、…。

 

 高校教科書から消える? 脱暗記へ「用語半減を」執筆者ら提言

 

  大学入試で歴史の細かい用語が出題され、高校の授業が暗記中心になっているのは問題だとして「高大連携歴史教育研究会」が用語の精選案を発表した。教科書の本文に載せ、知識を入試で問う用語を現在の3500語程度から約半分にすべきだとしている。…「クレオパトラ」「ガリレオ・ガリレイ」「武田信玄」「上杉謙信」「吉田松陰」「坂本龍馬」などは「実際の歴史上の役割や意味が大きくない」として削った。
       (1114日 朝日新聞デジタル一部抜粋)

 

 現在の世界史や日本史の大学入試においては、些末な歴史知識を問う入試問題が多く、受験生は歴史用語や人名を暗記しなければなりませんが、その用語や人名が1950年代に較べて3倍になっており、それを半分に減らそうとするもの。

 

 歴史教育で大切なことは、些末な用語や人名を暗記することではなく、歴史の流れや歴史の因果関係を理解し、歴史の中心にあるものを認識することにあります。現状の暗記主義を克服し、若者の歴史嫌いをなくし、近現代史も学ぶ余裕を持つためにも、用語や人名の削減は避けて通れないことだと考えられます。

 

 しかしながら、高校や大学の先生方が作成した、歴史用語の精選案には、極めて大きな問題点を含んでいることを指摘したいと思います。『日本史』を例に具体的に見ていきましょう。

 

 【教科書から削るべき歴史用語】(一部)
     楠木正成
 
     武田信玄・上杉謙信
 
     吉田松陰
 
     高杉晋作
 
     坂本龍馬
 
     中山道・甲州街道・奥州街道・日光街道

 

 歴史に関心を示し愛着を持つ要素の大きな部分を占めるのは、壮大な“ロマン”を感ずるところであり、その主軸を成すものは歴史に光彩を放つ偉大な人物ではないのでしょうか。

 

 ところが、先生方は、教科書には「裏方」や「地方」の人物は取り上げなくてよいとの判断をしているのです。しかし、歴史は表だけではなく、裏方も重要であり、ましてや江戸時代などにおいては偉大な人材は地方を加えた国中に散在していました。吉田松陰については、明治維新の根元の偉人として冒頭で取り上げましたし、坂本龍馬についても、薩長同盟、大政奉還、5箇条の御誓文などで果たした影響は極めて大きく、決して削るべき人名ではないと考えます。

 

 龍馬が結成した名前から取った、フォークグループ「海援隊」の武田鉄矢さんは、龍馬の名前を教科書から削れという報道に「なんだよ~お前ら」と激怒。「歴史は人間が作っていくものであって、歴史が人間を語っていくというのは逆さですよ、手順として。人間を語るところから歴史が始まるんです」とまくし立てました。

 

 また、歴史学者で東大史料編纂所の本郷和人教授『先生の大半は「歴史は学問だからロマンはいらない」と言うわけだけど、僕はそうではないと思っている。クイズのような試験を出す学校に合わせて“単語を覚えさせるだけの授業が行われてしまっている現状”が悪いのであって坂本龍馬という単語が悪いわけではない。子どもたちの歴史離れが進んでいるのは、はっきり言って今の歴史教科書がつまらないからだと思う。』と述べています。

 

 【教科書に載せるべき歴史用語】(近現代史・一部)

     天皇制      ベトナム反戦運動
 
     ファシズム    排外主義的ナショナリズム
 
     軍国主義     歴史認識
 
     皇国史観     教科書問題
 
     日中15年戦争  戦時性暴力
 
     南京大虐殺    平和運動
 
     従軍慰安婦    ジェンダー主流化
 
     逆コース     家父長制
 
     基地反対闘争   格差社会

 

 吃驚、唖然! これを一瞥しただけで、先生方の偏向したイデオロギーが見て取れます。そして、すべてサヨクリベラルが常日頃よく使い、朝日新聞の好きそうな用語であることは一目瞭然。

 

 これらは、歴史用語というよりも、中共・中国と韓国・朝鮮の政治的プロパガンダ用語そのものであり、じゅうぶんに注意して使うべきものです。ましてや、これらをわが日本国の教科書に安易に載せるのは大問題と言わねばなりません。

 

 つい先日の1213日、中華人民共和国・南京市の「南京大虐殺記念館」での追悼式典が行われ、習近平国家主席も出席しました。そして韓国の文在寅大統領も参列。式典の演説では30万人が殺戮され無数の女性や子供が野蛮に虐殺された」とありましたが、これは史実ではなく、真っ赤な嘘と言うべきです。

 

 今、中国はわが日本に対して「歴史戦」を仕掛けてきており、この南京大虐殺もその重要な一環です。中国では、古来【歴史=プロパガンダ・宣伝・洗脳の道具】と位置づけられており、わたし達普通の日本人の考える【歴史=ヒストリー・学問・史学】とは全く別物であることは知っておかねばなりません。

 

 『プロパガンダ(propaganda)』
特定の思想によって個人や集団に影響を与え、その行動を意図した方向へ仕向けようとする宣伝活動の総称。特に、政治的意図をもつ宣伝活動をさすことが多い。

 

 歴史戦の材料として「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」をでっちあげ、中韓が共同し、世界に向けて“反日喧伝”につとめていることを、わたし達は認識すべきではないでしょうか。

 

 にもかかわらず、わが教科書において、中韓のプロパガンダに呼応して、これらの用語を何の検証もなく載せるのは大きな誤りであり、先生方には猛省を促したいと思います。あわせて文科省や政治家には強く反省してもらいたいものです。

 

 わたし達日本人は、矜持をもって「歴史戦」を戦い抜く覚悟が必要ではないでしょうか。

 

 そうしなければ、諸外国からの歴史戦に敗北し、日本が日本でなくなる日が近々に到来するような気がしてなりません…。

 

 教科書が危ない!

 

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

 

次回は
時事エッセー
です。

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2017年12月 8日 (金)

「積極的賃上げ」を…企業業績上昇・好機来る!

 615回目のブログです

 

 “人の成すことには潮時というものがある。 

うまく満ち潮に乗れば成功するが、 

その期をのがすと、 

一生の航海が不幸厄災ばかりの浅瀬につかまってしまう。”
 
       (シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』)

 

 師走に入ってもう1週間が経ち、大晦日(おおみそか)に向けては更に慌ただしい日々であり、あっという間に平成30年を迎えることになりそうです。

 

 こんな時、今年がどんな年だったかを振り返ることも必要でしょう。そのなかで、遅々として進まなかった景気の本格的回復が仄かに見えるようになってきたことに注目してみたいと思います。そのためには、いろいろな経済データを見てみる必要があります。

 

  利益剰余金、上場企業の56%が最高に 9月末時点

 

  企業が長年積み上げたもうけの累積額である「利益剰余金」(金融機関などを除く)が膨らんでいる。9月末時点で利益剰余金が過去最高を更新した上場企業(金融機関などを除く)は56%に達した。好業績で累積した剰余金を成長投資にまわさず、現預金のまま眠らせる企業も目立つ。
        (2017/11/26 日経新聞一部抜粋)

 

 今年上半期の大企業や中堅企業の業績は総じて好調に推移していることは上の日経記事を見てもあきらかです。加えて、先月の小ブログでも触れましたが、失業率と求人倍率のデータもそれを示しています。

 

 【完全失業率】
   平成24年(2012)平均  4.3%
 
   平成28年(2016)平均  3.1%
 
   平成29年(2017)8月  2.8%
      (総務省統計局・労働力調査結果)

 

 【有効求人倍率】
   平成24年(2012)平均  0.80倍
 
   平成28年(2016)平均  1.36倍
 
   平成29年(2017)8月  1.52倍
 
      (厚生労働省・一般職業紹介状況)

 

 今年8月では完全失業率が2.8%ですから、数字上で言えば完全雇用状態であり、有効求人倍率も1.52%であり、完全に人手不足の状態になっていることは論を待ちません。この傾向はたった今生じたことではなく、数年前からジワリジワリと進んできていたと思われます。

 

 そうとすれば、賃金(ちんぎん/本来は「賃銀」と記すべき/金はギンとは読まない)のアップがあって当然ですが、実際の労働分配率と利益剰余金をごらんください。(財務省法人企業統計より)

 

 【労働分配率】
   2012(年度) 72.3(%)
 
   2013     69.
 
   2014     68.
 
   2015     67.

 

 【利益剰余金】
   2012(年度) 304.5(兆円)
 
   2015     377.
 
   2016     406.

 

 しかしながら、日本経団連、経営者は、企業の業績を賃金アップに反映させようとは努めてこなかったのです。それは、リーマンショックのような世界経済不測の事態、業界と自社の将来への不安、および自己の保身への対処のため、常識的な賃金上昇に結びつけることを躊躇、拒否してきたものと言わざるを得ません。

 

 ここにおいて、安倍首相は経済界に対して3%の賃上げを要請しています。労働者・勤労者の給与水準を上げるように努力しているのは、いわゆるリベラルサヨク政党でもなければ、労働組合でもないという奇妙な現象が生じていました。このようなことなどから判断すると自民党は右翼から遠く離れ、まさしくリベラルと言っても差し支えないと考えられます。そして、労働組合は全く存在価値のないものに成り下がっています。

 

 しかし、ここでやっと…。

 

 連合、春闘で賃上げ4%要求 経営側には慎重な声

 

  連合は5日、平成30年春闘の統一要求を決めた。ベースアップ(ベア)幅は「2%程度を基準」とし、定期昇給(定昇)分の2%を加え、合計4%程度の賃上げを目指す。しかし固定費増を避けたい経営側には賃上げに慎重な声が強いうえ、賃上げの意義を疑問視する声さえあり、今後は厳しい交渉が予想される。
           (H29/12/6 産経新聞一部抜粋)

 

 4%は高いと思われるかもしれませんが、日銀の消費者物価上昇率2%「物価安定の目標」に合致させようとすれば、この連合が主張するげベースアップ2%+定期昇給2%=4%の賃上げ要求は正当性を有すると考えられます。連合には、今回は、何はおいても粘り強く、4%は死守するつもりで、真摯で誠実な交渉を行ってほしいと願っています。

 

 最近の春闘では安倍晋三首相が経済界に賃上げを求める「官製春闘」が一般化しており、労働組合である連合(日本労働組合総連合会)の存在感は皆無と言っても言い過ぎではありません。したがって、迫力ある交渉が出来るのかどうか、大いなる疑問がありますので、それを払拭すべく踏ん張ってもらいたいものです。

 

 また、連合は、労働組合の本来の目的から離れ、民進党・立憲民主党・希望の党などの政党ゴッコに首を突っ込み、イデオロギーと権力を主軸にしたアホな争いに真っ逆さまであったことは明白であり、そこには極めて大きな問題があります。しかし、やっと労働条件、労働環境への1里塚である賃上げに力を入れようする姿勢が出てきたことに注目したいと思います。

 

 それにしても、連合は政治ゴッコを止めてはどうですか。日本のため、日本経済のため、「支持政党は一切なし」「法案・事案ごとに賛否を意思表示する」「世界経済のなかの日本経済という視点を持つ」「労働組合の本来の目的に帰る」「労働貴族を返上する」…など如何でしょう。

 

 時代の潮流が好ましくなろうとしている時ですから、積極的賃上げを目指すことは間違っておらず、加えて、消費税10%アップを見送るか逆に5%にダウンするかすれば、消費が活発化し、日本経済のダイナミズムが期待できるようになるのではないでしょうか。

 

 それにしても、エコノミストや経済学者には、すべて真面目な予測とおちゃらけでないキャッチフレーズをお願いしたいものです。誠実さのほんの欠片でも見せていただけないと真面目で真摯な先生方に迷惑がかかりますから。

 

 たとえば、浜矩子教授:『2014年 戦後最大級の経済危機がやって来る!』」『「2015年 日本経済景気大失速の年になる!』『2016年 日本経済複合危機襲来の年になる!』「2011年は1ドル50円時代が到来する」「2014年年初、年末の株価予想10,000円以下になる」(⇒実際は17,450)などの恐怖を煽る言いぐさは、それが全て的外れであるだけにあまりにも酷いと言わざるを得ません。

 

 煽情的なキャッチコピーをつけるならば、その結果について厳しく反省し、爾後、多少は大人しくして欲しいものです。

 

 経済の見通しはそう簡単にいくものではありません。しかし、現在の状況の把握はできます。…そのことを踏まえて、あらためて「積極的賃上げ」をすべきだと考えます。今こそ“三方良し”(売り手良し・買い手良し・世間良し)の精神を見習う時ではないでしょうか。

 

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

 

次回は
時事エッセー
です。

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2017年12月 1日 (金)

堕落と醜悪の自・公…大阪市議会「慰安婦像」めぐって!

 614回目のブログです

 

 “再びと 返らぬ歳を はかなくも 今は惜しまぬ 身となりにけり”
 
              武市半平太(幕末・勤皇の志士)

 

 ふたたび帰ってこない歳月を、これまでははかないものと思っていたが、今となってはそれを惜しむこともない身になってしまった…。

 

 武市半平太は土佐勤皇等の盟主として活躍しましたが、政治犯として1年半も獄に繋がれ最後は切腹、36歳の生涯を終えました。これは辞世の歌です。

 

 武市半平太は新国劇「月形半平太」のモデルのひとりとも言われ、お茶屋遊びのあと、舞妓の雛菊が「月様、雨が…」という言葉に対し、月形半平太が「春雨じゃ、濡れてまいろう…」という言葉でこたえるところは、人口に膾炙(人々の話題に上ってもてはやされ広く知れ渡ること)しており、名場面といえるのではないでしょうか。

 

 さて、わが国は中国・韓国から執拗な「歴史戦」を挑まれていますが、そのひとつに、いわゆる「慰安婦像」をめぐっての“戦い”があります。

 

サンフランシスコ市長、慰安婦像の受け入れ署名
 
大阪市との姉妹都市解消決定的に

 

  米サンフランシスコ市のリー市長は、旧日本軍の慰安婦問題を象徴する少女像の設置を受け入れる文書に署名。市議会は民間からの像の寄贈を受け入れる決議を採択していた。

  大阪市の吉村洋文市長はリー氏に対し、市議会決議を拒否しなければサンフランシスコ市との姉妹都市関係を解消すると文書などで申し入れ。日本政府も「極めて遺憾だ」(安倍晋三首相)とリー氏に決議拒否を求めていた。リー氏は今回、像受け入れを明確に示し、両市の姉妹都市関係の解消が決定的となった。
           (2017/11/23日経新聞一部抜粋)

 

 大阪市は、60年前からサンフランシスコと姉妹都市を結び、交流・親善を深めてきました。しかしながら、中国・韓国系の民間団体が、いわゆる慰安婦像をサンフランシスコの公共物として公園に設置することを画策、市議会は全会一致で慰安婦像の寄贈受け入れを採択したのです。

 

 そして、議案の拒否権を持つエドウィン・リー市長は、大阪市の吉村洋文市長の再三再四に亘る寄贈を受け入れないようにとの申し入れを拒否、積極的な受け入れを明言しました。

 

 吉村市長は、再三にわたって、リー市長が像を受け入れれば姉妹都市を解消せざるを得ないことをはっきりと述べていましたが、一顧だにされなかったのです。それもそうでしょう、リー市長は中国系であり、昨年末には韓国ソウル市から名誉市民の称号を贈られているほどですから。そして、サンフランシスコは、近年中国系と韓国系が力を増してきている地域と言われています。

 

 慰安婦像の問題点は、それが捏造であることにつきます。慰安婦像の碑文から一部引用しましょう。

 

 日本軍によって「性奴隷」にされ…
慰安婦と呼ばれた「何十万人」の女性と少女…
その女性たちの大多数は「囚われのまま命を落とし」ました…

 

 「性奴隷」「何十万人」「囚われのまま絶命」こんなことが歴史的事実としてあったのでしょうか。この3点については、あの朝日新聞を含めて左と右すべての人がありえないことと認めているのですから、これは、中国・韓国の『プロパガンダ(特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為)であり、いわゆる歴史戦の一環…すなわち戦争といってもいいものなのです。かの国は、今後、全米はもとより世界各国へ水平展開すること必至であり、わたし達は、それを少なくとも準戦争と認識しなければならなのではないでしょうか。

 

 また、特筆すべきは、この碑文には「この暗い歴史は、生存者が勇敢に沈黙を破った1990年代まで、何十年も隠されていました。」と刻まれていることです。思いだしてください。1990年代にそれらの話をでっち上げ、捏造したのは朝日新聞をはじめとする日本人であったことを。慰安婦問題の発端は朝日であることは周知のことですが、朝日は世界に対して、未だに捏造記事の訂正とお詫びをしていない不誠実さを知らねばなりません。朝日は、一刻も早く、英語・中国語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・アラビア語・ポルトガル語・ロシア語などで訂正とお詫びをしなければなりません。

 

 さて、ここで面妖なことが生じています。大阪市の吉村市長が、日本国の名誉と尊厳、将来の子孫のために、サンフランシスコとの姉妹都市を解消する意思を表明したことに対して、何と、大阪市の自民党市議公明党市議が反対し「解消ではなく交流の中で解決に向け努力していくべきだ」と申し入れしたことです。

 

 自民党と公明党は、吉村市長が苦渋の中でリー市長に“情理を尽くし”複数回にわたり説得に努めたにもかかわらず、リー市長が一顧だにしなかった重い事実を全く無視した、何ともレベルの低い判断をしたと考えます。

 

 公明党は最有力支持母体が創価学会であることと、自民党(大阪)は古い体質のままわが国の国益に焦点をあてるのではないため、親中・媚中・屈中・隷中、親韓・媚韓・屈韓・隷韓のいずれかの用語に当てはまる位置にあると考えられますので、ある意味で、朝日新聞と同じメンタリティを有していると思います。

 

 それにしても、吉村大阪市長は素晴らしい政治家であり、国政に転出し国の舵取りをしてほしい人物だと考えています。わたしは、めったに政治家を持ち上げないのですが、真の教養を身に着けた柔軟かつ一本筋の通った言動に敬意を表しています。まだ若く、スマートな雰囲気もあり、わが国の将来をになう大政治家の風格ありと睨んでいます…。

 

 一方の自公両党の体たらくは見ていて痛々しい思いがします。たとえば、韓国を見れば、過去も、今も、単なる友好的な交流のなかで政治的成果がいちどでも生れてきましたか。歴史を少しでもいいですから学ばなければなりません。そういう歴史を学べば、サンフランシスコへの対応は吉村市長に完全に軍配が上がるでしょう。大阪の自公両党は堕落醜悪以外の何ものでもないと言わざるを得ません。

 

 さいごに、サンフランシスコ慰安婦像の設置に反対してこられた現地の有志の方々の“悲痛な魂の叫び”を長文ですが、ぜひお読みください。

 

 【SF有志より 慰安婦碑寄贈決議 SF市長承認をうけて】

 

 本日(11/22現地)サンフランシスコ慰安婦碑寄付決議案は、サンフランシスコ市長署名をもって承認となりました。
 

 慰安婦像と碑文がサンフランシスコ(以下サ)市の公共物となりました。今後最低20年の維持費とともに受け入れられました。
 

 通常、サ市長は承認をわざわざしなくても、肯定も否定もしない形で自動成立となるのですが、サ市長は署名をして承認をするという極めて強い肯定だったことをお伝えします。
 

 また、この決議は、サ市長が拒否権を発動しなければ姉妹都市関係を解消すると、大阪市長がサ市長に申し入れていたにも関わらず、承認されたものです。
 

 更に、安倍首相は、政府としてサ市長に拒否権の行使をするように申し入れたと国会答弁でおっしゃっていたことも付け加えさせていただきます。
 

 私たち有志は、日本を含め多くの方々の善意と温かい励ましに支えられ、2015年夏に最初のサ市慰安婦碑設置決議案がでてから、慰安婦の日制定決議案、慰安婦教育決議案、慰安婦の碑寄付決議案、と手弁当でずっと戦ってまいりました。
 

 しかし、すべての決議において、全会一致の可決という非常に悔しく悲しい結果となりました。
 

 日本政府の要求は、サ市長にきっぱりと断られたという結果になりましたが、この責任は一体誰にあるのでしょうか。
 

 また、この像のために、恐怖をいただいているサ市の日本人や日系人の親は、どうしたらよいのでしょうか。
 

 碑設置派は、像と碑の設置に成功し、今度はこの像を子供のフィールドトリップの目的地にするといっています。学校では、教育課程の中に、慰安婦の歴史を入れ込みます。
 

 学校で教え、像の前に連れてきて日本は悪だと洗脳するのです。
 

 また、設置派は、日本の戦犯を祀っている靖国神社に安倍首相が毎年いくが、私たちにはこの慰安婦像、碑があるといっています。そして、ナチスドイツが謝ったように、日本もこの慰安婦問題を謝れといっています。
 

 これまで、サ市の公聴会では、私たち有志は数多くの碑設置賛成者の前で勇気を奮い、地域の調和が大事だ、設置派がいっている慰安婦の歴史は嘘である、サ市の慰安婦問題は中国共産党のプロパガンダの道具であるということを、もう何度も何度も訴えてまいりました。
 

 碑設置派は、市議たちや数多くの団体、事業主の応援のもと、可決を勝ち取り、SF中国総領事から祝福を受けていました。
 

 それに引き換え、日本の政府と領事館は、私たちをサポートすることはありませんでした。
 

 なぜなら、私たちは、河野談話をひきついだ主張をしてこなかったからです。真実をいってきたからです。
 

 市議会では、碑設置派の主張する歴史は捏造であると主張してきたために、私たちは市議たちから、歴史否定者と何度もののしられました。碑設置派は、そんな市議たちに拍手で声援をおくりました。時には「恥を知れ」と4度いわれ、それに対して出した抗議文の返事がまた「恥を知れ」ということもありました。
 

 私たちは、恥知らずなのでしょうか。私たちは、日本の恥なのでしょうか。
 

 真実を言わずに、像や碑が取りやめになっても、慰安婦教育はつづくのです。
 

 碑は一夜で壊せても、教育は人をつくりあげます。河野談話を受け継ぐ限り、慰安婦教育は続きます。
 

 サ市の慰安婦像、碑は公共物となりましたが、これまで碑設置反対の署名をしてくださった方、サ市に抗議文を送ってくださった方、お祈りしてくださった方、様々な形で応援してくださった方々に対して、感謝と共に、像と碑の設置を許してしまったことをお詫び申し上げます。
 

 それでも、もう一つお願いを聞いていただけませんでしょうか。これを広めていただきたいのです。
 

 大阪市は、社会主義、全体主義に飲み込まれたサ市との姉妹関係を即座に解消してください。
 

 河野談話を撤回し、新談話を直ちに発表してください。
 

 日本人よ、日本政府よ、目覚めてください。只今、自分の国を自分でまもる態勢にはいってください。
 

 重ね重ね、長きにわたって、サンフランシスコ慰安婦碑設置反対のご協力をどうもありがとうございました。
 

  サンフランシスコ有志一同
 
2017年11月22日

 

 サンフランシスコ在住の日本人、日系人の心痛はいかばかりかと、胸が締め付けられる思いです。自・公の市会議員のみなさんは、これを読んでも、中国や韓国に心を傾けるのでしょうか。それほど中国や韓国が性に合うというのでしょうか。理解に苦しみます。勤皇の志士の爪の垢でも煎じて飲むようにしてほしいものです。

 

 わたし達も、手をこまねくのではなく、行動へ踏み出そうではありませんか。

 

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

 

次回は
時事エッセー
です。

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2017年11月24日 (金)

「酒蔵めぐり」②…神戸酒心館 

 613回目のブログです

 

 “雲ゐより つらぬきかくる 白玉を たれ布引の 滝と言ひけん”
 
             藤原隆季(平安後期・詞花集)

 

 この滝は白布を引いてさらしたようだと聞いていたが、空から懸け下げた数珠つなぎの白い玉ではないか、誰が「布引の滝」などと名付けたのだろうか…。

 

 古より有名な布引の滝は神戸六甲山に位置し、雄滝(おんたき)、夫婦滝(めおとだき)、鼓滝(つつみだき)、雌滝(めんたき)からなり、那智勝浦の那智の滝、日光の華厳の滝とともに三大神滝とされています。

 

 日本酒は基本的に「清らかな水」と「うるわしき米」が必須の条件。この和歌からも、何となく六甲山系の水の清らかさが窺え、加えて、兵庫県には立派な播州の酒米がありますから、それが灘の美味しい酒に結びついているのではないでしょうか。

 

 さて2回目の酒蔵めぐり。前回の滋賀県の酒蔵「藤居本家」訪問が素晴らしい感動をもたらせてくれましたので、今回もワクワクしながら参加しました。総人数は10名(男性6人・女性4人)、田舎の高校OB連中ですので気の置けない人達ばかりです。

 

 JR茨木駅 ⇒ JR大阪駅/阪神梅田駅 ⇒ 阪神石屋川駅(集合) ⇒ 徒歩 ⇒ 蔵元「神戸酒心館」⇒ 阪神新在家(解散) ⇒ 阪神梅田駅/JR大阪駅 ⇒ JR茨木駅

 

 阪神電車に乗ったのは10年ぶり。阪神電車は総距離48.kmの短い距離を走りますが、中間にある甲子園駅は誰も知らない人はいない「甲子園球場」の乗降駅であり、歴史と伝統を誇るプロ野球球団「阪神タイガース」の親会社でもあります。

 

 【蔵元・神戸酒心館】は、神戸市東灘区御影塚町にあり、阪神電車石屋川駅から歩いて8分、閑静な場所にあります。創業は江戸中期・宝暦元年(1751)、手造りにこだわる酒蔵として銘酒“福寿”を守る260年を超える老舗。現在13代目が蔵元を引き継いでいます。

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 11月18日、土曜日「蔵開き」の催しが行われ、蔵元のご挨拶、灘の酒造り唄の実演、鏡開きの振る舞い酒、蔵人による蔵見学、そして、有名どころの屋台、各種お酒の販売があり、広い会場が満席のなかで、美味しいお酒を味わいながら楽しい歓談の時間を過ごしました。
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 最初に「酒蔵見学。20代の若い蔵人さんが初めての案内役だったせいでしょうか、詳しく説明をしていただいたために、非常に分かりやすく、理解を深めることができました。
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 工程は…。精米 ⇒ 洗米・浸漬 ⇒ 蒸米 ⇒ 麹・酒母 ⇒ もろみ ⇒ 上槽(新酒・酒粕) ⇒ 濾過 ⇒ 火入れ ⇒ 貯蔵 ⇒ (びん詰め)
 

 工場内は、全ての醸造工程にわたり清潔さが保たれており、工具類も整然と並べられていることから、神戸酒心館の、お酒に対する真摯な姿勢と並々ならぬ心意気を感じます。

 

 上槽室を見学中、通路のところに「松尾大社のお守り」が貼ってありました。松尾大社は京都嵐山にある官幣大社であり、醸造家の信仰が篤いお酒の神様として有名な神社。おそらくは、神に祈る気持ちで酒造りに努めている証しだろうと推察したところです。

 

 さて、いよいよ美味しいであろうお酒を飲み始め、まずは、新酒・にごり酒・樽酒、馥郁としたそれぞれの味と香りを楽しみました。わたしは、灘の蔵元の蔵開きは初めての経験ですが、参加する人の皆が皆、楽しく酒談義やら身近な話題で盛り上がっており、本当に明るく愉快な雰囲気に包まれている様子に感動を覚えた次第です。

 

 これだけ大勢の人が、押し合いへし合い、お酒を、それも半端ではない量を飲めば、何がしかのトラブルが生じるものですが、そんな現象は皆無、明るい談笑に終始している光景は、まことに見事なものと認識を改めたところです。

 

 お酒は、大吟醸、純米大吟醸、純米吟醸、純米酒、本醸造寒造り、純米にごり生酒、など各種あり、ここ神戸酒心館は、すべて兵庫県産米が原料とのこと。
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 受賞歴は、全国新酒鑑評会、インターナショナル・サケ・チャレンジ、インターナショナル・ワイン・チャレンジ、ワイングラスでおいしい日本酒アワード、ロンドン・サケ・チャレンジ、全米日本酒鑑評会、KURA MASTER、で軒並み金賞という実績を誇っています。今や、日本酒は世界から評価されており、今後の大きな発展が期待されます。
 

 神戸酒心館はノーベル賞との縁があり『純米吟醸 福寿』ノーベル賞授賞式の公式行事で提供されるなど海外のソムリエから高く評価されています。(下の青色のびん)
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 数時間の飲酒と談笑、あっという間に予定の時間が過ぎ、お土産には、ノーベル賞に縁のある『純米吟醸 福寿』を選択。平成24年(2012)ips細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授の授賞式でも、この『純米吟醸 福寿』が出されました。……雰囲気だけでも少しあやかりたいと思いまして。

 

 少しほろ酔いであり、さわやかな風が肌に心地よく、およそ10分ばかり歩き阪神電車の駅に到着。わずかばかりの後引きの余韻を感じながら一路家路へと向かいました。

 

 みなさんにも酒蔵めぐりをお薦めします。

 

次回は
時事エッセー
です。

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2017年11月17日 (金)

素晴らしきかな古都…京都の最南端を散策する!

 612回目のブログです

 

 “緑なる 一つ若葉と 春は見し 秋はいろいろに 紅葉けるかも”
 
               良寛
(江戸後期・僧侶/歌人)

 

 春には、緑一色の若葉に見えた山が、秋には、葉がさまざまな色に色づいている。若葉の時も良いものだが、秋の紅葉もすばらしく美しいものだ…。

 

 秋のもみじは、大昔は「黄葉」と書き、今は「紅葉」と書くように、緑の葉を黄色から紅色の間にある無限の色合いを醸し出す自然の情趣として、わたしたち日本人の心に、静かに見せてくれます。(…と同時に、良寛和尚は、自然の現象を人生にたとえ、人は少年から大人になっていくが、人それぞれ得手があるはずだと、言外に説法しているようでもあります)

 

 さて、気の置けない10名前後の友人と、四季のなかで最も情趣豊かな春と秋に、古都である京都や奈良、およびその周辺の歴史と文化と自然に触れるべく、散策をはじめてから今回の散策で20回目、早、10年を経過しました。

 

 それにしても、どこを訪ねても、書物から得た多少の知識はあるものの、未知の所ばかりであり、新鮮な驚きの連続です。わが国の歴史の奥行きの深さにあらためて感動するとともに、日本の四季のきめ細やかな変化と色彩の豊かさにも、心からのときめきを覚えてしまいます。加山雄三の歌ではありませんが“ ♪ 僕は幸せだなあ~”と同時に“日本人は幸せだなあ~!”と思わずにはいられません。

 

 1112日、日曜日、わたし達は京都の最南端の由緒ある場所を訪れることにしました。当日は快晴、気温も散策に適した温度で降水確率もゼロ、空は適度に澄み渡り、これ以上ない絶好の天気であり、丸一日を満喫しました。

 

 京都駅集合 ⇒(近鉄50)⇒ 近鉄奈良駅 ⇒(奈良交通バス25)⇒【浄瑠璃寺】/ 昼食⇒(コミュニティバス20)⇒【岩船寺】⇒【石仏の道】⇒ 浄瑠璃寺 ⇒(奈良交通バス25)⇒ 近鉄奈良駅 ⇒ 打ち上げ・解散

 

 さて、近鉄京都駅から1時間弱で近鉄奈良駅に到着。満員のバスで浄瑠璃寺へ、北へ北へ、山また山、結構田舎の風景ばかりですが、どんな狭い田圃でもお米を栽培している姿に、やはり日本はお米が一番だとの印象を持った処です。

 

 【浄瑠璃寺】

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  浄瑠璃寺は京都府の最南端にある真言律宗の由緒あるお寺。創建は1047年。極楽浄土を想わせたであろう庭園の池を中央にして、
  東に 三重塔(国宝) 薬師如来像(重要文化財)
  西に 本 堂(国宝) 阿弥陀如来9体(国宝
)
が鎮座しています。

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 太陽の昇る東方にある浄土(浄瑠璃浄土)の教主が「薬師如来」であり、その太陽がすすみ沈んでいく西方にある浄土(極楽浄土)の教主が「阿弥陀如来」だそうで、いままで知らなかったことを恥じた次第。

 

 それにしても、浄瑠璃寺という名の響きには仏教としてのほのかな艶を感じさせます。国宝や重要文化財が数多くあり、上掲以外に、四天王像(国宝・仏教を守護する四つの神・東方/持国天、南方/増長天、西方/広目天、北方/多聞天)や吉祥天女像(重文)は特に注目されています。

 

 わたし達は本堂の阿弥陀如来9体を拝ませていただきましたが、黄金色ひと色、いずれの佛さまも穏やか、堂内も厳かな雰囲気で、さすがに歴史ある品格を感じた次第です。

 

 このあと、浄瑠璃寺の門近くの食堂で、熱いうどんを食べ、腹一杯になったところで、近くの小さなお土産屋さんをのぞきながら時間を過ごし、1時間で1本のバスで岩船寺へ移動しました。

 

 【岩船寺】

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 岩船寺はこれも京都府最南端にある真言律宗の寺院であり、天平元年(729)行基の創建と伝わっています。地理的には奈良に近いけれども、山深いところでもあり、南都(奈良)の寺院の世俗化を厭う僧侶たちの修行の場となっていました。

 

 そういえば、何となくそのような雰囲気を醸し出しており、俗化とは程遠い歴史的文化遺産である重要文化財の宝庫ともなっていることに気づきます。また、お寺の境内には紫陽花が多く植えられており、梅雨時には紫陽花寺の異名をいかんなく発揮しているようです。

 

 わたしたちは、紅葉には1週間ばかり早かったと悔やみましたが、それでも部分的にはかなり紅葉しており、すっかり目の保養になりました。

 

 【石仏の道】
 

 岩船寺から浄瑠璃寺バス停まで徒歩で約2キロ弱。途中、多くの石仏にも目をやりながら、なだらかな坂道を下ります。四方山のことをしゃべりながら、のんびりと歩くことも、いわゆる散策の醍醐味でもあります。このくだり道が鄙びたところにもかかわらず、どことなく品のある小道であることを感じさせるのは、近くに岩船寺や浄瑠璃寺を控えているからでしょうか。

201711171_2 山道のわらい仏

201711172_2 石仏(正面と左側面)

 途中には、この地の農産物、沢庵の古漬け・日野菜の漬物・草餅・奈良漬・柿・つるし柿・菜っ葉などが山道で無人販売されていました。無人販売は日本ならでは、素朴な山奥ならではとの感想を持ち、何はともあれ、とにかく100円位の安さですから、いろいろと買い込みました。(家に帰り食しましたが、美味しさ抜群でした!)

 さいごに、例によって、打ち上げとして近鉄奈良駅の近くで冷たいビールをごくり、疲れを癒したところです。

 自然と歴史の宝庫はわが国の特徴でもあり、まだまだ、この散策を続けたいと思うこの頃です。皆さんも是非、歴史と自然の散策をお薦めします。

次回は
時事エッセー
です。

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