高市総理vs習近平主席…迫真の“日中首脳会談”!
945回目のブログです。
“大そらを 静かに白き 雲はゆく しずかにわれも 生くべくありけり”
相馬御風(詩人・歌人)
青い大空を白い雲がゆったりと流れている。あの雲のように静かに生きるべきである…。
流れる雲のように、人生を生きようと強い決意を歌っています。雲にはやさしい風ばかりではなく、吹きちぎり吹き飛ばす風もあり、人生も順風満帆ばかりではありません。人生に起きる風雨や嵐、どんな苦楽も取捨せず、ありのまま受け入れて人生の肥やしとして大らかな心になろう…。と詠んだ歌。
さて、下界は良い意味で時代の大きな変革を示唆しているように見えます。高市早苗氏が総理に選出されてからのスタートは“外交デビュー”。それはまさに「怒涛の1週間」と呼ぶにふさわしい、近来稀に見る鮮やかな日本の外交風景を描いていました。日米会談、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、日中会談、日韓会談、その中心にあって見事な存在感を見せつけたのが、何あろう、日本国の高市新総理の堂々とした姿でした。
前任の石破首相の陰鬱で卑屈に見える姿に比べて、高市新総理の醸す、明朗、明快、闊達な雰囲気にわたし達一般国民は驚かされ、新鮮な期待感を持ったのではないでしょうか。
【報道各社調査の内閣支持率】
TBS 82 (%)
産 経 75.4
日 経 74
読 売 71
朝 日 68
毎 日 65
共 同 64.4
特にTBSの82%は外交デビュー後(日米・日韓・APEC・日中会談後)の数字であり、驚異的な数値を示しています。他は、外交デビュー前(10/21~10/26)の数字。いずれにしても、驚くべき内閣支持率であると言えましょう。
ここで、10/31行われた僅か30分の、日本の高市首相と中国の習近平主席との首脳会談について極めて興味ある話題が上りましたので取り上げて見たいと思います。
高市首相と習近平主席は、日中間の懸案について「戦略的互恵関係」を推進することで一致、両首脳の間での対話の重要性を確認しました。
そこで、高市首相は「懸案と課題を減らして理解と協力を増やしていきたい」と呼びかけ、下記を懸案事項として提起しました。併せて中国の懸案事項もごらんください。
【日本の懸案事項】(高市早苗首相)
・中国公船による沖縄県・尖閣諸島周辺での領海侵入や
南シナ海での軍事拠点化。
・中国当局による在留邦人の拘束。
・レアアース(希土類)の輸出規制。
・香港や新疆ウイグル自治区などでの人権問題。
・日本産の水産物や牛肉の輸入規制での前向きな対応。
【中国の懸案事項】(習近平主席)
・“歴史を鏡”とし、未来へ向かう政治的合意を実行すべきだ。
・村山談話(植民地支配、侵略の謝罪)精神を発揚すべきだ。
・台湾問題は、中日関係の根幹をゆるがせないこと。
中国側の習近平主席は、例によって、“歴史を鏡に”“村山談話”を梃にして、歴史の反省と謝罪、即ち過去の反省と謝罪、を執拗に要求したのです。これまでであれば、日本側は、謝罪か、弁解か、それとも沈黙か……。
ところが、高市首相は、“過去”には触れず“現在”を突きつけたのです。
まず「現在の東シナ海と南シナ海の情勢について、深刻な懸念を表明」しました。
さらに「中国が設置した海上ブイの撤去問題と、尖閣諸島周辺への武装船の侵入。『日本は、力による現状変更を一切認めません』」…その声は、部屋の空気を一変させと言われています。
続いて、中国の人権問題に。「新疆ウイグル自治区、香港の自由と人権。中国国内で拘束されている日本人の早期解放。『人権と自由を守るという価値観は、国の大小に関係なく尊重されるべきだ』」…高市総理の声は、冷静で、異様に強かったと。
習近平主席や側近たちは、しばらく沈黙したまま……。
高市総理が『謝るか、言い返すか』という二択を拒み、『見据えるべきは“現在”だ』と示したこの瞬間、“歴史のしがらみ”から抜けだしたのではないでしょうか。
媚びず、怒らず、静かに突き返す高市首相のその姿勢は、多くの国民が日本の外交の変化を実感した瞬間となりました。やっと「弱腰外交」から脱却したのです。
不思議なことに、この重要な緊迫したエピソードは地上波や新聞などのオールドメディアではほとんど報道されていませんが、SNS上では「外交戦で勝った」と称賛されています。
高市総理の外交姿勢は、過去の歴史問題を外交カードとして利用しようとする中国の企み(意図)を無効化し、日本の立場を守る聡明、かつ戦略的判断でもあったのではないでしょうか。
高市総理は、鉄の女以上の「鋼(はがね)の女」と称されるべき日本の輝ける太陽、希望の星と言っても言い過ぎではないと思います。
今回の日中会談は、日本が過去の「弱腰外交」を脱し、自国の立場を守りつつ、建設的な対話を追求する姿勢を示したことにあり、国民に安心感と誇りを与えるのではないでしょうか。
さいごに、高市総理に敬意を表したいと思います。
皆さんはどのようにお考えでしょうか。
次回は
時事エッセ-
です。













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