2026年4月 3日 (金)

移民政策の再考を…日本が危ない!

 955回目のブログです。

2026431

     『春暁』  孟浩然

  春眠不覚暁(春眠あかつきを覚えず)
  処処聞啼鳥(しょしょ啼鳥を聞く)
  夜來風雨聲(やらい風雨の声あり)
  花落知多少(花の落つること知りぬ多少)

 (孟浩然は盛唐の代表的詩人)春の眠りは心地よく、夜が明けたことも気づかなかった。あちこちから鳥のさえずりが聞こえてくる。昨夜は激しい風雨の音が聞こえていたが、花はどれほど落ちてしまったことだろうか…。

 日本列島、いよいよ桜の季節を迎えました。テレビでは全国で花見の光景が映されており、老若男女、雅な言葉でいう “桜狩り” を満喫しているように見受けられます。春の楽しみの大きなひとつである桜をを心から観賞したいと思うところです。

 この季節、朝起きた時、わたしは、ついつい孟浩然の  “春眠、暁を覚えず…” を口に出してしまいますが、五言絶句『春暁』の見事な漢詩は、心からゆったりとした気分に浸させて呉れます。

 自然は桜花、心情は春眠。これ以上の穏やかさはありませんが、国際政治、国内情勢は大きく荒れており、わが国は厳しい局面にあると言っても言い過ぎ下はありません。

 さて、外国人が日本国籍を取得する「帰化」について、政府は、4月1日から審査を厳格化することを明らかにしました。

  【 “帰化” 要件厳格化のイメージ】

        <これまで>   <4月1日~>
  居住    5年以上   ⇒ 原則10年以上
  納付確認  税 1年分  ⇒ 税 5年分
    〃   社会保険料1年分 ⇒ 社会保険料2年分

 法務省によると、令和7年の帰化許可申請者数は1万4103人、同年中の許可は9258人、不許可は666人。上記の条件変更の他に、従来通り「日本社会との融和」(素行が善良、生活費を稼ぐことが出来るなど)も要件としています。

 参考までに

 【国籍別の帰化許可者数(令和7年)】(法務省)

   (1)中国:3533人
   (2)韓国・朝鮮:2017人
   (3)ネパール:695人
   (4)ブラジル:409人
   (5)ベトナム:357人
   (6)フィリピン:352人
   (7)ミャンマー:273人
   (8)スリランカ:248人
   (9)バングラデシュ:229人
   (10)ペルー:180人
     その他:965人
     総 数:9258人

 中国人3533人(38%)、韓国/朝鮮2017人(22%)、が際立ちますが。極度の反日教育をうけた中国人の多さに対しては特に留意しなければならないのではないでしょうか。

 今、ヨーロッパでは移民に対しての議論が激烈に行われています。ドイツ在住作家の川口マーン惠美さんは「医療財政が崩壊寸前だ。もともと高額な保険料が今年さらに上がった。もちろん、少子高齢化の影響もある。しかし無視できないのは、2015年以降、大量に受け入れられた難民の存在だ」と述べています。

 ドイツでは人口の8%、550万人が「市民金」(ベーシックインカム)の受給者、そして、何とその約半数が外国人移民者という大変な事態に遭遇しているのです。誰にでも一定の生活水準を保障しようという福祉国家と大量移民は両立しない」という事例がドイツに存在するのです。

 ところが、わが日本では、高市総理を含む自民党を筆頭にすべての政党が、バックの業界の支援要請の意向に唯々諾々と応じています。政治家も各種業界もヨーロッパの悲惨な状況に目を塞ぎ、近い将来の不幸を考えようともしない、思考停止状態に陥っているのが実態だと思います。

 移民を放っておけば、「1クラスに2〜3人、日本語の苦手な子供がいてもどうにかなるが、10人もいたら、もう取り返しはつかない」と言われています。

 今、「外国人労働者がいないと社会が崩壊する――」こんな言説が支配的ですが、経産省が1月26日に発表した2040年の就業構造推計(改訂版)は、この大前提を真っ向から覆すものです。同レポートによれば、現場人材や生産工場従事者、AI・ロボットなどの利活用人材は大きく不足するものの、合理化や事務職における437万人の余剰分などの雇用流動を加味すれば、2040年時点でも大きな人手不足は生じないと結論付けているのです。…素晴らしい推計に驚きを隠せません!

 しかし、高市早苗政権の方針は真逆の対応です。レポート発表のわずか3日前の1月23日の衆議院解散直前の閣議決定では、特定技能の対象分野に「リネンサプライ」など3分野を新たに追加。外国人労働力の供給をさらに拡大する決定を下しました。これは、同分野で働く日本人労働者の賃上げを抑制する要因ともなることは自明です。

 日経新聞が昨年11月に行った社長アンケートで、実に「9割超」が外国人労働者の受け入れに賛成だと記しています。要するに、企業側は「外国人がいないと回らない」という脅迫まがいの言説で与党・自民党をはじめ他の野党に「できる限りの移民受け入れ」を迫っているのです。

 本当に、川口市のような移民に伴う紛争をあえて生じさせても、移民に頼らなければならないのでしょうか。よくよく検討する必要があるのではないでしょうか。

 伊藤忠総研は23年に「『年収の壁』で就業調整する非正規労働者は445万人、賃金上昇に応じた引き上げで労働力は2.1%拡大」とのレポートを発表。「年収の壁」の調整だけでも、外国人が現在働く労働力不足分野の大半をカバーできるとの見方も示されているのです。

 そして、AIとロボットがもたらす劇的な変化。労働時間に制限がないロボットは「人型」でも、時給換算では「数百円以下」になると見込まれています。償却資産の設備となるロボット導入は人間を雇うより、コスト・税制的にも圧倒的に有利で、今後は飛躍的に導入が進むのではないでしょうか。

 などなど、PRESIDENT online 九戸山氏の論稿を参照し、考えれば考えるほど、高市首相や自民党の「移民政策」には邪な暗部があるように思えてなりません。国民にとっての受け入れのメリットは、デメリットを本当に上回っているのか、詳しく説明してもらいたいものです。

 高市首相には、くれぐれも、現状の「移民政策」を「秩序ある共生社会」の推進だとごまかすような言説は取らないでいただきたいものです。

 移民は極めて重要なテーマ。目先の損得で取り扱うような事柄でないことをわきまえ、欧州で社会問題化している数多の実例を参考にし、慎重の上にも慎重を期さなければならないのではないでしょうか。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

| | コメント (1)

2026年3月20日 (金)

自民・中道、勝敗の分かれ道はSNS戦略の差! 

 954回目のブログです。

20263201

 “またや見む 交野のみ野の 桜狩り 花の雪降る 春のあけぼの”
                藤原俊成(新古今和歌集)

 また再びこのような情景に出会うことがあろうか、望めはしまい。交野の桜狩の、桜の花が雪のように散る、この春の曙の美しい景色よ…。

 交野は、大阪府交野市のこと。桜狩は、桜の花を見て歩いて観賞することであり、旧制大阪高等学校の端艇部(ボート部)部歌にも歌われています。六番までありますが、三番までのみ記しました。

  (一)落花の雪に踏み迷ふ  交野の春の櫻狩り
     古き歌人しのびつゝ  春の流れを上るかな

  (二)巨椋ヶ池の秋の月   渚に立ちて思ふ時
     旅に悩める若人の   瞳に愁の涙あり

  (三)淀の流れよいざさらば 消え且つ結ぶうたかたの
     はかなき姿見やりつゝ 彼の海原に漕ぎ出でん

 旧制高校のロマンティシズム溢れる部歌の見事さに心から敬意を表したいと思います。

 雅な桜狩りもぼつぼつ始まろうかなとしていますが、内外の情勢は緊迫の度合いを増しています。しかしながら、まだまだ一部の政界人はのほほんとしたままです。その証拠に、中革連の小川代表が、国会の予算委員会で全閣僚に対して「WBC」(WORLD BASEBALL CLASSIC)を観戦したか否かの質問をしたのです。まさに愚問、無駄、レベルが低すぎます。予算委員会です。これで、衆院選に完膚なきまでに敗北したことがよく分かりました。

 今一度、総選挙を振り返り、SNS(YouTube、X、Instagram、LINE、TikTok、Facebookなどsocial networking serviceのこと)で注目を集めている『YouTube』について考えて見たいと思います。

 YouTubeの一般社会での近年の爆発的な拡がりをご覧ください

 【選挙期間中の選挙に関連したYouTube再生数の推移】

   令和6年(2024)衆院選  2.7億(再生数)
   令和7年(2025)参院選 17.4億(   〃 )
   令和8年(2026)衆院選 28.0億(   〃 )
                (選挙ドットコムより)

 驚くべき新時代の流れ。再生数は、3年前の約10倍です。特に若い世代、現役世代による再生数が多く、彼らの世代の政治への関心が顕著に高まっていることに注目しなければなりません。(投票率は、前回の衆院選53.9%⇒今回、多くの地域での降雪にもかかわらず56.3%に増加)

 1/26にYouTubeの自民党公式チャンネルに投稿された、高市早苗首相が出演する動画(【高市総裁メッセージ】日本列島を、強く豊かに。)の再生回数は投開票日の2/8時点で1億回を超え、選挙後も再生回数は伸び続け、2/25時点で1億6000万回を突破しています。

 このような社会の変貌を見るにつけ、政界と言えどもSNSを無視するべきではなく、積極的に前向きに対処しなければ時代に取り残されてしまいます。

 今回の中革連の大敗北の象徴に「重鎮」議員の落選があります。安住淳(幹事長)・岡田克也(外相)・小沢一郎(民主党代表)・玄葉光一郎(衆院副議長)・枝野幸男(官房長官)・長妻昭(厚生労働相)・馬淵澄夫(選対委員長)…などなど。 敗北した落選者の陣営などから敗因の中心にSNSのデマを指摘していますが、わたしは、全体的なイメージ戦略の敗北だと考えます。上に掲げた議員はまさに重鎮議員であり、暗いイメージ、怖いイメージが浮かんできます。

 例えば、元民主党代表の岡田克也氏は、敗因を「高市旋風」「ネットによるデマや批判」と分析。実際に「中国のスパイだ」という投稿が拡散したことに触れています。

 しかし、如何でしょうか。これを見ると、岡田氏は、自ら反省することがなく他責思考の人というべきでしょう。さらに過去には「国民感情をコントロールしていいかなければならない」という発言もあり上から目線の怖い人物でもあります。

 中道の幹事長だった安住淳氏は、車内で足を組みながらクリームパンを食べている動画が「偉そうだ」などと炎上しましたが、落選が確実になった後、敗戦の弁で「SNSの誹謗中傷」もあったと述べています。

 しかし、如何でしょうか。食事のマナーについて軽く注意を受けたのであれば、「有難うございます、以後気をつけます。」とどうして素直に応対しないのでしょうか。日頃より傲慢印のレッテルが顔に貼りついていると揶揄されている人であるだけに仕方ないのかも知れません。

 選挙は戦いであるだけに、双方からデマが飛んできます。例えば、野党支持者からの「自民躍進で戦争になる」「高市政権を続投させれば必ず戦争が起きる」という言論は事実に基づかない虚偽、デマであり、悪質と言わなければなりません。

 このようなデマに対し、高市自民党は応戦せず、“ブレない指導者” を演出したのです。敵をディスるのではなく、自らの「魅力を強くアピール」することに徹しました。自民党は「戦争が起きる」系の風評には、“野党との対決姿勢”を表に出さず、「優しい女性首相」のイメージで押し、結果的に、圧勝となりました。ことに当たって、negativeに対処するよりも、positiveに捉える方が、国民に好印象を与えたと言えるのではないでしょうか。

 さいごに、総選挙用のポスターを検討して見ましょう。

20263205

 自民党の広報戦略を担ったのは、鈴木宗男氏の娘・気鋭の40歳 “鈴木貴子” 衆議院議員。高市首相は、自民党の広報戦略をSNS時代に適応すべく、鈴木貴子氏を口説き、党7役の広報本部長という重責に抜擢しました。(党七役:幹事長・総務会長・政調会長・選挙対策委員長・国会対策委員長・組織運動本部長・広報本部長)

 鈴木貴子広報本部長は、広報戦略として、① 史上初の女性総理/高市早苗の「信頼性(善)」を明瞭に打ち出す、② 第一印象で、有権者の潜在意識に訴求する、③ SNSでの情報拡散を若い世代、働く世代に徹底する。でした。

 自民党のポスターをご覧ください。高市首相のメークも従来と異なり、ブラウンの柔らかい眉、ナチュラルな口紅は、「親しみやすさ」「暖かさ」を演出しています。そして、上掲の左のバック白色の写真では右手を国民の一人ひとりに差し伸べているポーズを取っています。…優しさと誠実さがにじみ出しているように見えるのではないでしょうか。

 ポスターひとつにも細心の気配りをしていた鈴木貴子広報本部長の面目躍如、その手腕は素晴らしいものです。

 You Tubeに登場する鈴木貴子広報本部長の総選挙がらみの対談映像をごらんになってください。一般の企業戦略などにも参考になるのではないでしょうか。

20263206

 次に、大惨敗した中道改革連合のポスターを見ましょう。まず、政党名「中道改革連合」よくわかりません。中道は池田大作氏のよく使った仏教用語であるとすれば、新政党・中道改革連合は実質的には創価学会(=公明党)の差配する政治団体ということになります。とすれば、立憲民主党支持者はどん引きします。

 また、ポスターにある公明・齋藤氏と立憲・野田氏のどちらが実質の党首なのか、皆目見当もつかず、二人ともオジサンでは、新設の政党の溌溂としたイメージが浮かんできません。そして、二頭政治が上手くいかないのは世の常ではないでしょうか。

どう考えても、野党のイメージ戦略の失敗が、対照的に高市氏を際立たせたといえるのではないでしょうか。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

| | コメント (1)

2026年3月 6日 (金)

創価学会の変容を探る!

 953回目のブログです。

2026362
   (仁徳天皇国見の図)

 “国守る 大臣や知るや 知らざらむ 民のかまどの 細き煙を”
          勝海舟(江戸~明治・幕臣/政治家)

 国家を守護する重責を担っている筈の大臣等よ、貴公等は承知しているのか、多分承知していないのだろう、民のかまどから立ち昇る炊煙が細々として哀れなる有様なのを…。

 幕末から明治維新にかけて大活躍した勝海舟の詠った和歌です

 仁徳天皇の故事から。仁徳天皇におかれては高台から民の家々をご覧になり、夕ご飯を炊く煙が上がっていないと気づかれ、税を取るのをおやめになって天皇陛下も皇后陛下も困窮されたと伝えられています。何年も耐えられて、やがて煙が再び上がるのをご覧になって、よろこばれたときの大御心がこれです。

  “高き屋に 登りて見れば 煙立つ 民のかまどは 賑ひにけり”
                仁徳天皇(第16代天皇)

 翻って、現代の国家のリーダーは、果たして仁徳天皇にまつわる歴史的に有名な故事をどのように捉えているのか、問うてみたいものです。

 さて、先日、衆議院議院選挙が行われ、高市自民党が圧勝、新たに結成された中道改革連合(立憲民主党+公明党)は惨敗に終わりました。その前に、昨年10月10日、公明党が自民党との連立政権を解消し、政界再編の幕が切って落されていましたが、ここで注意すべきなのは、公明党の実態です。公明党と創価学会の関係は不即不離と言われ、公明党は創価学会あっての政党であり、学会の意向が最優先されるということを知らなければなりません。

 さて、宗教界の内部は伺い知れないところがありますが、創価学会は、近年大きく変容していると報じられていますので、わかる範囲で記してみたいと思います。

 【少子高齢化に対応できず

 「創価学会にとって、選挙活動とは宗教活動である」と言われ、創価学会員の言動は一糸乱れぬ日本一の集票マシーン…、そんなイメージが創価学会・公明党にはありますが、近年それは実体とかなりかけ離れた幻想に近い様相も見せています。

 一番確かな数字が近年の公明党比例得票数です。

    平成17年(2005)衆院選898万票
    令和 6年(2024)衆院選596万票
    令和 7年(2025)参院選521万票

 この20年間で目も当てられないほどの大幅ダウン。公明党支持者の減少が止まらなくなっていることは確実です。

 今回の総選挙で創価学会の主導による新党「中道改革連合」を立ち上げ、公明党一派は比例区にて全員当選するも、相方の立憲民主党一派はこれこそ目も当てられない大惨敗という有様。創価学会の力も大いに地に落ちたと言わねばなりません。

 これも、月に一度開かれる地域の座談会に参加しても、集まるのは60代から70代の高齢者ばかり。かつては活気に満ちていた会場も、いまではすっかり落ち着いた雰囲気になってしまい、若い世代の姿はめっきり減少。とのことです。これでは、往年の選挙活動は望めないのも致し方ありません。

 【聖教新聞の配達員制度が維持できず

 従来、聖教新聞を各家庭に配達するのは無冠の友という信者の配達員。しかしながら、配達員制度が維持できず、聖教新聞が発刊された初期から学会を支えてきた誇り高き制度でしたが、2020年5月をもって幕を下ろし、配達は読売新聞に委託されることになりました。

 長年、当然のように機能してきた各家庭への配達システムが、会員の高齢化により実働部隊が減少する事態に至り、由々しき状況に追い込まれてきたことを意味しています。学会の弱体化をこれ以上如実に示す事例はありません。

 【組織の統合と解体続く

 従来、学会の女性組織は、①30代以下の未婚女性による「女子部」と②既婚者および原則40代以上の女性による「婦人部」の2つに分かれていましたが、令和3年(2021)これら2つを女性部として統合しました。組織を拡大したのではなくやむを得ず縮小したと見られます。

 ご存知のように、学会の選挙活動において中核的な活動を担っていたのは「婦人部」であり、彼女らの激しい選挙活動の実態はマスコミに度々取り上げられてきました。

 学会組織票の中核的存在だった「最強の婦人部」の姿は、今や世代交代が進まず、確実に過去の話になりつつあるのではないでしょうか。

 さらに、今年7月末、男子部の「創価班」「牙城会」が解体されるとの情報が聖教新聞で報道。彼らの業務は若い男性部員の「人材育成」と全国にある「会館」の運営を担うものであり、すべて無償のボランティアと言われています。

 彼らは若手の登竜門として意気に感じて役割を分担していたのでしょうが、組織の解体によって彼らのモチベーションが下がる懸念もあるのではないかと考えられます。

 信仰の継承がうまくいっていない

 熱心な創価学会信者は自分の子どもも信者になってほしいと熱烈に望んでいますが、親から子への信仰の継承が上手くいっていないのが実情です。それは、親が学会の活動で多忙すぎて、子供のケアが十分にできず、皮肉なことに、子供が学会から離れてしまうケースが少なくないからです。

 わかりやすい例が、創価高校や関西創価高校の入試倍率。'90年代後半は5~6倍程度と言われていましたが、今は実質1.1~1.3倍程度に落ちているのです。

 その他、家族間の問題として統一教会(世界平和統一家庭連合)などで問題になった宗教2世問題があります。創価学会でもこの問題は避けて通れません。自らの宗教を強烈に信仰する親が子の意志に反してそれを押し付けることの、親子の葛藤、対立から生じる社会問題にも目を配らなければなりません。

 創価学会は大勝利できるのか?

 創価学会のシンボル「三色旗」の色は、。その色の意味は、青色は平和、黄色は栄光、そして赤は勝利。そして、池田大作会長がたびたび檄を飛ばしたキーワードが大勝利です。そしてそれを実感できる唯一の機会が公明党の選挙結果です。

 ところが、近年は厳しい結果の連続。2024年10月の衆議院選では、石井啓一代表が落選、2025年6月の東京都議会選挙と、同年7月の参議院選でも現有議席を下回る結果となっています。“大勝利” にはとても覚束ない結果です。

 そして、2月8日の衆議院選は、中道改革連合として大敗。(但し、公明党/創価学会一派は比例区で全員当選なるも 赤っ恥をかく)

 さらに、東京24区(小選挙区・八王子市・創価大在)の仏敵・自民党の重鎮・萩生田光一氏を落選させるべく選挙活動に全力を上げるも、残念ながら当選を許す結果となりました。

 と見れば、大勝利の美酒は遥かな過去の話となっています。

 創価学会の変貌、変容は急激なものがありますが、そうではあっても、日本国内では異形の大組織であることに、それなりに留意する必要があるのではないでしょうか。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

| | コメント (1)

2026年2月20日 (金)

総選挙…自民の勝因、中革連の敗因を探る!

 952回目のブログです。

20262201

 “春霞 たてるやいづこ みよしのの 吉野の山に 雪はふりつつ”
               詠み人知らず(古今和歌集)

 もう春にはなったが、いったい春霞が立ちこめている所はどこにあるだろうか。この吉野の里の吉野山にはまだ雪がちらちら降っていて、いっこうに春めいても来ない。

 立春とは名のみで、雪の消えない山里の人々が花咲く春の到来を待ち望んだ気持ちを詠んでいます…。

 2月8日、衆議院議員選挙、いわゆる総選挙が行われ、劇的な結末となったことはご承知の通りです。浮き浮きとした気分の明るい春を迎えた政党もあれば、沈鬱の敗北を喫した政党もあり、様々な政治的人間模様を描いています。

 そこで、勝利の勝鬨をあげた高市自民党と、壊滅的な敗北で打ちひしがれている中道改革連合(中革連)の勝因と敗因について考察してみたいと思います。

 プロ野球の野村監督がしばしば引用した言葉として勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなしがありますが、これは、江戸時代の肥前平戸藩の藩主で剣術の達人である松浦静山の有名な名言です。“負けるときには、何の理由もなく負けるわけではなく、その試合中に必ず何か負ける要素がある”という意味です。特に壊滅的な敗北を喫した中革連の敗因には詳しく見ていきたいと思います。

 まず、圧倒的な勝利を収めた、高市自民党の勝因から。自民党の獲得議席は驚くなかれ316。過半数の233はもとより、3分の2の310を超す有様であり、与党の維新36を合わせると352という超圧勝。以下に勝因を記します。

 【人間性・人格の素晴らしさ】

 国民は選挙戦を通じて、高市早苗総理・総裁の人間性、人格を肌感覚で理解したのではないでしょうか。TRFのメンバーでダンサーのSAMさんが、高市首相の選挙戦「最後のお願い」の舌戦を引用したXの投稿をご覧ください。その素晴らしい人物評を!

 〇「いろいろ見てて感じるのは 高市さんは決して他党を批判しない」
 〇「そこにはネガティブな悪口や、誰かを貶める誹謗中傷は一切なく
   自分たちの政策を真っ向から伝える真摯でポジティブで清々しい
   空気が流れている」 
 〇「人が人を信用する時にはこう言う空気感が伝わって気持ちが
   動くんだよなぁきっと」

 【溢れるスピード感】

 高市首相の従来自民党にない「スピード感」が、外交に留まらず、内政にも存分に発揮されたことに国民は着目したのではないでしょうか。例えば、国民民主党が熱く提唱していた「ガソリン税の暫定税率の廃止」や「103万円の壁を178万円」を、だら~んとして何もできなかった石破政権とは異なり、政治の不作為に果敢に風穴を開け、真の政治主導にもっていき実現させた「高市政権」の行動力の見事さを。

 【明確な政治課題】

 高市首相の政治的挑戦が分かりやすく明瞭であること目を見張ります。世界の潮流と国益をふまえ、自らの政治課題を大胆に、明確に述べた首相の勇気に大半の国民が賛意を示したと思われます。

  〇 防衛強化・憲法改正・経済安全保障 ……(保守の思考)
  〇 積極財政・賃上げ支援・中小企業救済 …(再分配政策)

 【乾坤一擲の勝負…それが衆議院選】

 30年間不作為の政治空間。その閉塞感を積極的に打破するための政策を実行するには権力を握ることが不可欠であり、その場が現代の武器なき戦場であり総選挙というものです。これに対して、乾坤一擲(天下をかけた、のるかそるかの大ばくち)の勝負をかけた高市早苗総理の勇気と気迫に大半の国民は賛同したのではないでしょうか。特に、若い世代、女性層、保守層、無党派層、SNS層などは “推し活” 状態の声援を送ったのではないかと思います。

 次に、衆議院の立憲民主党と公明党により総選挙前に急いで結成された「中道改革連合」(中革連)の壊滅的な敗北の要因について考察してみましょう。中革連は、172人から49人へと激減(71.5%減)。

 「中道改革連合」の “中道” 名が創価学会・池田大作会長用語であり、政党名として創価学会の配下と受け止められ、立憲の雰囲気が極めて薄い存在となり、選挙活動に齟齬を来したのではないでしょうか。名は体を表すとも言いますから。

 公明党出身者は全て比例区で最上位処遇であり、候補者28名、全員戦う前から全員当選確実の面妖さ。不可解としか言いようがありません。

 その結果、公明党の支持母体の創価学会の選挙活動の熱量が薄くなったことは否めず、また立憲民主党の支持者にしてみれば積極的に選挙活動をするのがあほらしくなったのではないでしょうか。ごらんください、比例での得票が、前回1757万票(立憲+公明)が今回の中革連では1044万票という有様(40.5%減)。

 今回、「惨敗」した中革連(旧立憲民主党)のパブリックイメージといえば、やはり首相への悪口が多いということ。これは、対戦相手の高市総理と真逆の言動であり、国民は立憲民主党の振る舞いに辟易としているのではないでしょうか。

 ・また、選挙ドットコムとJX通信社の調査によれば、有権者が重視している順番に上から「物価高への対策」「景気や雇用、賃金」が並んでいますが、中道改革連合がトップに立っているのは「政治とカネの問題・政治改革」です

 国民の目線は、もう、いつまでも、政治とカネのいわゆる「裏金問題」ではなく、物価高・景気・雇用・賃金などの「国民の生活」です。中道改革連合の目線が一般国民の目線と乖離があり、そのことが敗因の大きな要素のひとつだと考察します。

 時代の空気感の把握が不足していることを反省すべきではないか。

 昨年12月のFNN世論調査の年代別の支持率に注目。立憲民主党の18~29歳の支持率がなんと「0%」。30代の支持率も1.4%、40代も2.5%で、50代は3.1%です。若い世代、働く世代からそっぽを向かれた立憲。

 中道改革連合は、おそらく若者を獲得することを目的に公明党と連携しようとしたのではないかと思われますが、その兆しを見ることはできたのでしょうか。現段階では、何も得なかったように見えます。

 今回の総選挙は、創価学会の熱量の減退、立憲民主党の足腰の弱さ、公明党の我欲、中革連幹部のセンスの古さなど、見直すべきところ多く、ゼロからの出直しが必至ではないでしょうか。

 政治は、理想を心に秘め、現実を引き受けることから開けます。その覚悟を示せば必ずや若者に振り向いてもらえるはずです。それには誠実さ以外にはありません。高市総理に学びましょう。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

 

次回は
時事エッセ-
です。

 

| | コメント (1)

2026年2月 6日 (金)

衆議院議員選挙(総選挙)…異聞!

 951回目のブログです。

2026261

 “ほどほどに 見るにはかなし 蜘の網の それにもかかる 虫の命よ”
            後柏原天皇(第104代天皇・柏玉集)

 それぞれにおいてはかなく見えることだ。弱弱しく破れてしまいそうな感じがする蜘蛛の巣も、それにさえ引っかかってしまう虫の命も‥。

 蜘蛛の巣の頼りなさ、それに引っかかる虫の哀れな姿を詠んでいます。

 いよいよ総選挙の投開票日(2月8日)がやって参りました、権謀術数が渦巻く中、初めて見る光景、とんでもない景色、それらは、上掲の和歌に詠われている如く、弱弱しい蜘蛛の糸に容易にかすめ取られているエリート(?)人間集団の滑稽さと哀れさを感じさせてくれます。

 特に、人間の権力争いは奇妙なほど可笑しく、また、哀れを誘うほどであり、見聞きする中での異聞を窺ってみたいと思います。

 【中道改革連合の正体】

 まず最初に、国民の代表である政治家がどうして簡単に信念、政策、主義、主張を変えることが出来るのかということに疑問を持ちました。総選挙が行われる前に、立憲民主党と公明党は、参議院は従来のままに置いて、選挙互助会を目的にそれぞれの衆議院議員のみの合併を決意しました。

 その名称は『中道改革連合』(中革連)。この政党は政権を担うことを使命にしていることを広言しました。中革連の細かい政策においては、旧立憲民主党的なリベラル色が色濃く残されていますが、エネルギー、国防、外交といった国家の根幹に関わる部分においては、完全に公明党のリアリズムが貫かれています。すなわち、

    ・「原発再稼働に賛成」
    ・「安全保障関連法制を容認」
    ・「辺野古移設に賛成」

これは何? これらは、旧立憲民主党の基本政策をなすものであり、立憲民主党のアイデンティティであったものです。

 その、昨日まで金科玉条に主張していたものを、いとも簡単に捨て去り、180度転換させることに同意したのでしょうが心に葛藤はなかったのでしょうか。また、残った参議院立憲民主党と新しい中革連との政策の差異はどうするのか、余りにも未熟過ぎて論評もできません。手下に抱えた公明党を自在に動かし、立憲民主党を掌て転がすことが出来る組織は、宗教という衣を被りフランスではカルトと認定されている創価学会をおいて他にはないのではないでしょうか。

 それにしても、何とも理解しがたく、人って、政治家って、そんなに軽い存在なのか、開いた口が塞がらないのが率直な感想です。

 【中革連の比例名簿の怪しさ】

 公明党出身者は、当選が厳しい小選挙区には立候補せず、全てを比例区とし、比例名簿にはほとんどを1位に優先固定し、全員当選を確実にしたことです。

 割りを食ったのが旧立憲民主党側で、公明党側に押し切られました。立憲側が抗わなかった背景には立憲の「弱点」が何かあるとしか考えられません。傍から見ていても腑に落ちませんが、公明党=創価学会の戦術に立憲が「罠」に嵌ったと見るべきでしょう。

 近年の公明党比例得票数は、2005年衆院選898万票、2024年衆院選596万票、2025年参院選521万票、と長期釣瓶落としの傾向にあります。そうであればこそ、今回の「全員当選確実」の戦術は、創価学会、公明党にとって笑いが止まらないのではないでしょうか。(下記の推移をごらんください)

     【衆議院選:当選者の推移】
     前々回    前回    今回
     32名 → 24名 → 28名(全員当選確実!)

 【高市自民党の圧勝報道の真偽】

 総裁選の中盤から終盤にかけて、大手メディアの情勢調査が発表され、自維300議席超うかがう、中道半減も(朝日2/1)などと報道。オールドメディアすべてが、自民好調、中道不調と筆を揃えていますが、アンダードッグ効果orバンドワゴン効果の狙いがあるのか不明ですが何か臭うものを感じますが‥。

 (アンダードッグ効果)劣勢な状況にある人や組織に対し、同情や共感を抱き、応援したくなる心理現象。「判官贔屓」とも言う。
 (バンドワゴン効果)大勢の人が支持している人や事象は、そのことによっていっそう支持が大きくなる現象。「勝ち馬に乗る」とも言う。

 【学会が「重点108選挙区」に中革連支持の司令】

 いよいよ総選挙の実力者・黒幕が表に出てきました。小生もたまたま見ていましたが、2/1、ジャーナリストの門田隆将氏はyoutubeの配信で、衆院選の帰趨を決定づける極秘情報を明らかにしました。

 選挙の黒幕・創価学会は1/31、全国289選挙区のうち、当落が拮抗している「108の重点選挙区」を指定し、会員に対して中道改革連合の候補に票を投じるよう明確な司令を出したそうです。さすがに宗教団体「108という数字はまさに煩悩の数」だと門田氏は言います。

 創価学会はわが国最強の宗教団体のひとつであり、また、隠れた最強の政治団体のひとつでもあることは承知の事実です。創価学会は若い世代が減り足腰が弱まったと言われますが、まだまだ動員力を誇り決して侮れません。

 創価学会の選挙活動といえば、緻密な票読みと報告システムで知られ、日々の活動報告が下記の項目で報告されます。ごらんください。

  「○K(マルケー)」:支援活動を行っている活動家の数
  「F」:友人に選挙の話をした数(FriendのF)
  「○F(マルエフ)」:自発的に支援活動をしてくれる友人の数
  「Z」:期日前投票を済ませた友人の数
  「J」:投開票日当日に投票した友人の数
  「内H」:内部票、つまり創価学会員の投票数

 徹底した数値管理であることに驚きを隠せません。学会の積極的な選挙活動は残りの、6日(金)、7日(土)、8日(日)と3日間もあります。彼らは、8日の日曜日も、投票のお願いや投票への誘い出しなど選挙活動一色です。凄いパワーであることに留意が必要です。

 さて、選挙がどのような結果となるか。

 あなたの投票する1票がわが国の方向を決めます。投票に行きましょう。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

| | コメント (1)

2026年1月23日 (金)

政界再編第2弾!‥混迷か整然か

 950回目のブログです。

20261231

“わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣り舟”
                参議篁(古今集・百人一首)

 広い海を、たくさんの島々を目指して漕ぎ出して行ったよ、と都にいる人々には告げてくれ、漁師の釣り船よ…。

 参議篁(さんぎたかむら)は漢詩の天才で「日本の白楽天」と称されます。篁公は遣唐使の副使に選ばれ、唐に向けて出発しましたが、二度にわたり渡航が失敗した経緯も有しています。

 遣隋使や遣唐使は、大陸の制度や文化を取り入れるという崇高な目的のために、命を掛けて渡航したものですが、今、眼前で行われる政界再編についても、国家、国民のために真摯な努力を傾けてほしいものです。

 1/19、高市総理は官邸で、1/23召集の通常国会冒頭で衆院を解散し、衆議院選を「1/27公示、2/8投開票」の日程で実施すると表明しました。

 政界の再編は、10/10、第1弾として、与党が「自民党+公明党」から「自民党+日本維新の会」に組み換えとなったことです。公明党が26年間連れ添った自民党から離脱したのです。そして、その余震がつづき、今回第2弾として、公明党と立憲民主党のそれぞれの衆議院議員が合併し統一体として「中道改革連合」(略称:中革連、中道)を結成することになりました。

 今回の政界再編第2弾は、毀誉褒貶が渦巻いていますので、何が生じているのか覗いてみたいと思います。

 新党名は「中道改革連合」。中道政治はそもそも政治用語ではなく、創価学会の故池田大作会長が「仏法の中道主義を根底にし、その生命哲学にもとづく、人間性尊重、慈悲の政治」と説いたことに由来するものであり、学会色そのものと言わねばなりません。

 とすれば、名は体を表すというように、新党の構図は、創価学会=公明党>立憲民主党 の図式になります。今までは、宗教団体/創価学会が政党組織/公明党を「裏」から差配していたものが、これからは創価学会が「表」から「中道改革連合」(中革連)を差配すると見るべきではないでしょうか。まさしく、政教一致と言うべきかも知れません。

 新党を結成したとはいっても、参議院議員は従来通り、それぞれ「公明党」「立憲民主党」として残ります。これは何を意味するかと言えば、ある意味で選挙互助会の為の新党でしょうし、政党助成金の問題もあるのかも知れません。どちらにしても、なぜ衆参全議員が新党に参加しないのか判然とせず面妖です。立憲民主党が創価学会にひれ伏し、折伏されたと考えるのが妥当とも考えられます。

 公明党と立憲民主党は基本政策において水と油、体質においても大いに差異があり、果たしてそれをどうやって克服したのでしょうか。

 例えば、立憲民主党は、「安保法制」については激しく違憲を主張、いっぽう、公明党は、自民党と与党連立を組んでおり合憲を主張。基本政策においてこれだけ違いがあれば苦悩、苦慮するはずですが、何と、立憲はべた降り、自らの主張を取り下げたのです。何の説明もなく公明党(=創価学会)にひれ伏すとは、これが政治家とは‥‥。

 次に、原発(原子力発電)稼働の問題。公明党は稼働容認。立憲民主党は原発廃止を主張。これも水と油です。電力は産業、生活のベースインフラであり、国家、社会の生命線でもあります。観念的な安物のイデオロギーに基づいてその稼働を判断すべきものではありません。国家の将来を見据えて叡智を傾けて方向を決断しなければなりません。この問題も立憲がべた降りとなりました。

 政党の主義、主張がこんなに浅く脆いものとは‥‥。

 ざっと考えて見ても、今回の政界再編第2弾の中心をなす「中道改革連合」は、誰が見ても衆議院選目当てのものだということは上記の経過を見ても明らかではないでしょうか。とすれば、それが見込み通り実を挙げるのかどうか、検討してみましょう。

 公明党の近年の実力は釣瓶落としの状況を示しています。公明党は創価学会の選挙応援で1選挙区あたり1万5000票から2万票を持つと言われていましたが、いまやそれは幻想にすぎないと言われています。比例区の得票数をごらんください。

   2005年 衆議院選 898万票(ピーク)
   2024年 衆議院選 596万票  ↓
   2025年 参議院選 521万票  ↓

 ピークの898万票から何と521万票へ! そして今回は400万票台へとの噂がもっぱら。立憲民主党は、過去の主張、政策、イデオロギー、信念をかなぐり捨てて、公明党が持つと言われている学会票が選挙互助会の「中革連」に投票してくれるものとの淡い期待を示していますが、果たしてそんなに上手くいくのでしょうか。

 それは、ひとつには学会票の大幅ダウン、その要因は高齢化による足腰の衰えと池田大作というカリスマの不在。ふたつには、公明⇔自民との26年間に亘る現場での腐れ縁がそう即時に遮断できにくいのではないか。…と考えられるからです。

 そして、立憲民主党は昨日まで “仏敵” としていた創価学会員がどこまで本気に支援してくれるかは未知数、 加えて、立正佼成会などの新宗連や、浄土真宗本願寺派などの支持団体の支援がなくなるマイナスも勘定に入れる必要があります。

 また、昨年の参院選で立民と選挙協力を行った日本共産党の問題。歴史的に見て、共産党と創価学会は “天敵” とも言える間柄であり、遅かれ早かれ、政治と宗教のあり方について火花が散る場面がでてくるのではないでしょうか。

 高市総理は、「高市早苗が首相で良いのかどうか、主権者たる国民に決めていただく。連立政権合意書に盛り込んだ政策について信を問い、与党で過半数を目標とし、首相としての進退を懸ける。」と総選挙に当たっての覚悟を示しました。

 高市首相の内閣支持率は、支持する70.4%支持しない23.0%1/12~1/18:「世論レーダー」ジャッグジャパン)に示されているように高い支持率を示しています。その中には、中国に対し毅然とした姿勢で臨んでいることに評価が高いと見られています。一方、中道改革連合は、公明も媚中ならば、立憲も媚中ですから、「媚中×媚中」、媚中の2乗という片寄りとなりますので、国民がどう判断するか見守りたいと思います。

 ところで、支持率、人気は危ういもの。果して、高市内閣はこのままの高支持率を投票日まで維持するのかどうか、政局は一寸先は闇であり、予断は許せません。

 選挙は激しい「権力」の争闘です。今回の選挙は、次のように近年まれに見る明快な対立軸で争われます。

    反高市vs親高市、
    媚中派vs独立派、
    中高年世代vs若い世代、
    オールドメディアvsSNS
    緊縮財政vs積極財政、
    左派vs右派、‥‥。

 このことを考えれば、選挙の決め手は、圧倒的な高市支持の若い世代(10代~50代)がどのような投票率を示すかに依るのではないでしょうか。

 果たして、時は高市首相に味方するか、創価=公明党/立憲に味方するか!

 貴方の投票する1票がわが国の方向を決めます。投票に行きましょう。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

| | コメント (1)

2026年1月 9日 (金)

今年の世界10大リスク‥No.1は「米国の政治革命」!

 949回目のブログです。

2026191

  “田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける”
                山部赤人(奈良時代・万葉集)

 田子の浦に出かけて、遙かにふり仰いで見ると、白い布をかぶったように真っ白い富士の高い嶺が見え、そこに雪が降り積もっている‥。

 年頭にあたり、風格のある、万葉集屈指の山部赤人の名歌を取り上げました。

 今年こそは、上に掲げた富士山のような気高く凛とした姿の “日本国” を期待したいものです。みなさまには、引き続きご支援をお願い申し上げます。

【今年の暦】を見てみましょう。

   令和8年    (年号)
   皇紀2686年 (神武天皇ご即位を紀元・BC660)
   午       (十二支・午)
   丙午      (十干十二支・ひのえうま)
   西暦2026年 (キリスト生誕を紀元)

 今年の干支は「丙午」。十干の「丙(ひのえ)」は「火の兄」を指し、陽の火のエネルギーを象徴します。十二支の「午(うま)」もまた火の属性を持ち、この二つが重なる丙午は「天も地も火」という、60の干支の中で最も激しいエネルギーが巡る年とされています。

 とすれば、今年はチャンス。高市早苗内閣には、わが国が持つ潜在的なエネルギーを遺憾なく発揮し、全てにおいて上昇気流に乗せたいものです。

 ところで、年明け早々の出来事に驚いた人も少なくないと思います。米国のトランプ大統領が南米ベネズエラに攻撃。米軍の作戦は1月2日夜に開始。空爆などで防空システムを破壊したのち、ヘリコプターで首都カラカスに到着した部隊がマドゥロ大統領の邸宅に突入し、マドゥロ氏と妻を「拘束」、その後、米軍の船と航空機でニューヨークに移送しました。

 事変ともいうべきこの米国によるベネズエラ攻撃は、何と1時間半の単時間で米国の成功裡に終わりました。一部の学者や、オールドメデイア、あるいは、中国、ロシアは米国を国際法違反として糾弾していますが、如何でしょう。

 アメリカの側面をリアリズムで見れば、経済的側面からは石油利権、政治的側面からは南米への影響力の排除、社会的側面からは麻薬戦争、の3点があげられると思います。

 わたしたちは、アメリカが厳しいリアリズムでしか動かないことを冷静に認識しておく必要があるのではないでしょうか。米国のリアリズムが米国の利益と信頼を基底に発揮されると考えれば、例えば、中華人民共和国が台湾に侵攻した時、アメリカが真に台湾を支援するかどうかについては、このことを基底に置かねばなりません。

 さて、世界最大規模の政治専門コンサルティング会社であるユーラシア・グループにより、例年注目される「世界の10大リスク(2026) 」が1月6日に発表されました。

 因みに、昨年の「世界の10大リスク」No.1は「深まるGゼロ世界の混迷」として、国際秩序を維持する意思・能力を持つ国家や国家の集まりが存在しない状態、すなわち、“国際政治における権力の空白”を挙げていました。

 【世界の10大リスク】(2026)をご覧ください。

   1位:米国の政治革命
   2位:「電気国家」中国
   3位:ドンロー主義(トランプ版モンロー主義)
   4位:包囲される欧州
   5位:ロシアの第二の戦線
   6位:米国式国家資本主義
   7位:中国のデフレ
   8位:ユーザーを食い尽くすAI
   9位:USMCAのゾンビ化
   10位:水の武器化

 ユーラシア・グループ 2026年世界10大リスクの報告書の冒頭の部分から一部を引用しましょう。

 2026 年は転換の年だ。地政学的な不確実性が極めて高い年になる。

 米国は自ら、自らが作り上げた国際秩序を解体しつつある。世界最強の国が政治革命の真っただ中にある。

 世界中の他の国々にとって、米国は予測不可能で信頼できない存在となった。この新たな現実に適応することは、喫緊の地政学的課題となっている。成功する国もあるだろうし、失敗する国もあるだろう。

 この新たな現実に適応する過程で、我々は多くの不安定を目にすることになる。今日の世界では約60の紛争が進行中であり、これは第二次世界大戦後で最多だ。一部が停戦に至ったとしても、安定にまでこぎ着けるものはほとんどない。混乱の時代にあっては、どの国も自らの秩序維持を最優先するからだ。

 これらすべては、驚異的な技術革命の真っただ中で起きている。人工知能(AI)ブームは、人類がこれまでに生み出した最大の機会であると同時に最大の危険でもあるが、統治、連携、調整はほとんど存在しない。

 何という時代に我々は生きていることか。

 さて、【首位:米国の政治革命】の要点のみを記しましょう。

 ドナルド・トランプ大統領が権力の抑制を組織的に解体し、政府機構を掌握して敵に対して武器として使う可能性が指摘。特に、大統領の任期が残り3年となり、中間選挙で民主党が下院で多数派になる見込みがあるため、トランプ氏がリスク回避的になるどころか、さらにリスクを取る行動に出るだろうと予測されています。

 それにしても、令和8年(2026)は、内外ともに大変な年になる予感がしますが、今年のキーワードは国家 ということになりそうですね。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

| | コメント (1)

2025年12月26日 (金)

令和7年を振り返る! 

 948回目のブログです。

202512261

    “ ゆく年や 膝と膝とを 突き合わせ ”
                 夏目漱石

 今年も残り少なくなった。一年を振り返ると私たちは、心を許し親しく接する間柄であった。今、くる年に向かって語り合っている。次の一年もこうありたいものだ…。

 年の瀬、友と語り合う人間関係、心の底から素晴らしいと思える絆、いいなあ…。

 文豪漱石にして心の通う人間関係の限りない喜びと価値を見出しています。それは、明治や大正の時代であっても同じで、世の中が、がさついていればいるほど心に沁みるものがあったからではないでしょうか。

 翻って現在の世の中は。

 いよいよ、令和7年、西暦2025年が数日後過ぎて行きますが、相変わらず続く緊迫した世界情勢のもと、わが国周辺もきな臭くなり予断の許せない状況に至っており、小ブログから関心の大きかったものを選んで見たいと思います。

 ① 政界再編へ!…高市総裁選出・自公連立解消 (10/17)

 10/4、自民党総裁選が投開票され、高市早苗、小泉進次郎、林芳正、小林鷹之、茂木敏充の各氏が立候補、覇を競いましたが、1回目投票で決着せず。

  【決戦投票結果】

    高市早苗  185 (国会議員票149/党員票36)
    小泉進次郎 156 (国会議員票145/党員票11)

のように、高市早苗氏が新総裁に選出されました。

 戦前のオールドメディアの予測は、小泉進次郎氏の圧勝でしたが、それが何と大外れ、史上初の女性総裁として高市早苗氏が新総裁に選ばれたのです。それにしても、近年のオールドメディアの偏向とそれに伴う “信頼感の失墜” をまざまざと見ることになりました。

 そして、多少の紆余曲折があったにしても、高市総裁が総理大臣に選ばれるものと思われていましたが、ここで10月10日、政権与党として長年自民党と組んでいた「公明党」が突然『自公連立政権』から離脱するという大事件が勃発。

 公明党斉藤代表は、自民党に対する不満として、表向きには、政治とカネ問題、歴史認識と靖国参拝問題、外国人との共生問題、を挙げています。しかし裏を暴けば、公明党は非親中、右派的な高市総裁を嫌い、バックにいる「創価学会」「チャイナ」の意向による連立離脱でした。

 ・わたしなりに考えますと、26年間に亘る自民党と公明党の癒着の歴史が日本の政治(内政・外政)を歪め、本来、歩まねばならない正統な道を外してきたように思えてなりません。公明党との連立離脱は、自民党にとっては厳しいながらも明るい未来に繋がる可能性があり、理想主義的保守主義への道に戻る時が来たと、前向きに捉えるべきではないでしょうか。

 そして、新たなスタートとして、与党の構成は、「自民+公明」⇒ 「自民+維新」となりました。とりあえずは政界再編、第1段ということでしょうが、高市政権の切れ味を期待したいものです。

 小ブログは政界再編を予測していましたので、予測を外した偏向マスコミよりは澄んだ目でものごとを見ているのかなと思っているところです…。

  ② 高市早苗総理に期待する! (10/31)

 高市早苗新総理の思想や人となりに触れました。

 高市総理の尊敬する人は「鉄の女」と称された英国のマーガレット・サッチャー首相。高市首相は、小ブログの見立てを言えば「鋼(はがね)のおんな」ではないでしょうか。鋼は鉄よりも粘りがあり、叩けば叩くほど強くなる性質を持っています。

 ・【ふたりの首相の政治哲学】

   サッチャー首相:「国家よりも市場を信じる」(市場)
   高市早苗首相 :「国家を信じて市場を再設計する」(国家)

 ・【高市総理の挑戦】

  〇 防衛強化・憲法改正・経済安全保障 …(保守の思考)
  〇 積極財政・賃上げ支援・中小企業救済 …(再分配政策)

 高市総理は、わが国は「国家の機能」が麻痺していると見立てています。移民問題、人口問題、外人土地取得問題、ODA、治安問題、対中問題、領海・島嶼問題などなど、どれをとっても問題認識が甘く、根本的対策がtoo late。今や、国策を樹立することが求められ、そのためには、国家機能の回復が急務と考えているのです。

 ・高市総理の目を見張る政策行動力を。

  ・いわゆる「ガソリン税の暫定税率」の廃止。
  ・いわゆる「103万円の壁」を178万円にあげる。
  ・中国(チャイナ)に対して毅然と対処している姿。

 ※財務省(旧大蔵省)の僕(しもべ)に堕した自民党政治家の不作為に、果敢に風穴を開け、真の政治主導に持って行った高市政権の行動力の見事さに目を見張ります。ごらんなさい、石破政権はだらっとして何もできなかった、やらなかったと言っても過言ではありません。

  ③ 高市内閣の驚異的な支持率をご覧ください。(12月度)

   産経   75.9 (%)
   日経   75
   読売   73
   朝日   68
   毎日   67
   共同   67
   時事   59.9

 国民はよく見ているのではないでしょうか。

 高市総理はじめ内閣のみなさんにはお身体に留意され国民のための政治をよろしくお願いします。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

 どうぞ佳いお年を。来年もよろしくお願いします。

次回は
時事エッセ-
です。

 

| | コメント (1)

2025年12月12日 (金)

日中対立…情報戦の行方!

 947回目のブログです。

202512121

 “ゆく秋の 大和の国の 薬師寺の 塔の上なる 一ひらの雲”
               佐々木信綱(国文学者)

 秋がもう終わりをつげようとしている頃、大和の国の古い御寺、薬師寺を訪ねて来てみると、美しい形相を誇って高くそびえる宝塔の上には、一片の白雲が静かに浮かんでいて旅愁をいっそう注がれる…。

 うるわしい大和の逝く秋、1300年の歴史を刻んだ古典的な高塔、その上にある一片の雲、…その素晴らしい光景に旅の心が静かにうごかされます。

 短い秋がようやく終わり、いよいよ冬、師走と景色が異なって参りましたが、世間はなかなか落ち着かず、近隣のかの国との諍いは相変わらずがさつな動きを見せています。

 どのように落ち着くのか、あるいは、このまま推移するのか、とりあえず状況を概観してみたいと思います。

 11/7、衆院予算委員会で、立憲民主党の岡田氏は台湾有事を念頭に「どういう場合に存立危機事態になるのか」と繰り返し繰り返し質問。高市総理「(中国が)戦艦を使って、武力の行使も伴うものであれば、どう考えても存立危機事態になり得るケースだと私は考える」と答弁。 高市総理は従来の政府見解の範囲でわかりやすく発言したものと思います。

 これに対して、中国の薛剣在大阪総領事「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」とXに投稿。中国高官の高市総理に対する殺害予告とも思える表現に驚きを隠せません。

 中国は、台湾のことについては内政問題と考えており、日本の首相が台湾問題に触れることに怒りを覚えたことが殺害予告張りの表現になったのでしょう。あるいは、内政において、経済が極度に悪化、若者の就職もままならない状況など、社会不安の兆候が全国的発生しており、人民の目を外に向ける必要があった為とも考えられます。

 その後、中国政府は、矢継ぎ早に「制裁」を繰り出してきました。

 日本への渡航自粛を呼びかけ
 日本への留学に注意喚起 よって、中国からの留学生の減少
 日本産水産物の輸入停止(中国が事実上の再停止)
 文化交流イベントのキャンセル
 「日本にパンダが一頭もいなくなる」可能性
 外交的非難と発言撤回要求

 中国人の渡航自粛について。京都や大阪を見ればお分かりのように、わが国は現在「オーバーツーリズム」で観光客が溢れており、その内マナーの悪い人が一番多い中国人の観光客が減ることには歓迎ムードとなります。また、中国人観光客は、飛行機、タクシー、宿泊、土産物など、全て中国人同士だけで完結する経済圏「一条龍」(一匹の龍)のなかでビジネスが行なわれており、日本経済への恩恵は少ないと見られています。

 中国人留学生の減少は教育の正常化にとって朗報。

 日本産水産物の輸入停止。わが国は、これまでの禁輸措置で脱中国に成功しつつあります。例えば、ホタテについてはベトナムや米国へ市場を確保しているのです。中国ヌキでのホタテの全世界への輸出額をご覧ください。

 【ホタテの全世界への輸出額】(水産庁)

   23年689億円。
   24年695億円。
   25年も9月までで602億円と(前年同期比38%増)。

 さて、中国が世界シェアーを牛耳っている「レアアース」をわが国に対して「禁輸」したらどうなるか。中国が、日本向けへレアアース輸出を止めれば、日本は音を上げると読んでいるとすれば、日本の「反撃力」を見落としていると言わねばなりません。対抗するには「半導体素材」で堂々と反撃すればよいのではないか。わが国は、下記の素材については世界的な高シェアを誇っていることを認識しなければなりません。(参考:勝又氏の論稿より)

  【日本の世界シェア・半導体素材】

    素 材    日本の世界シェア 中国の代替困難性
  フォトレジスト(EUV) 約90%       極めて高い
  高純度フッ化水素    約70%     高い
  シリコンウェハ     約60%     中~高

 半導体素材のフォトレジスト(EUV)の日本の世界シェアは90%。であれば、中国半導体企業の9割は、必ず使用している計算になります。もしも、日本が素材輸出を一斉に禁止すればどうなるでしょうか。

 半導体生産過程では、素材と製造機械との親和性が極めて高く、素材を変えると、途端に「歩留まり率」が低下する事実が知られています。歩留まりを確保するには年単位の時間がかかるのです。わが国は、半導体素材においては高品質を誇っており、そのことを有効に利用しない手はありません。

 ところで「レアアース」を巡りさや当てが行なわれています。中国は現在、世界のレアアースの約70%を採掘し、精製では、世界の90%。ところが、ここで登場してきたのが、わが国です。

 南鳥島のEEZ(排他的経済水域)内の海底(5,000メートル超)で膨大な「レアアース泥」の存在を発見。これが、中国の陸上鉱山の20倍の品位を持つ世界最高品位の「超高濃度レアアース泥」であることに注目したいものです。2026年1月より採掘試験を開始の予定。期待が大きく膨らみます。

 さいごに。2020年に設立された「対中政策に関する列国議会連盟」(IPAC:44ヶ国)の声明文をお読みください。

 ≪IPACの加盟議員一同は、中国の大阪総領事が高市総理大臣に対して行った威圧的な発言を強く非難いたします。このような暴力的な言辞は断じて容認できません。北京当局は外交的規範への敬意を著しく失っており、近年世界各地で同様のことが繰り返されています。
私たちは、高市総理が台湾海峡の緊張激化に伴う広範なリスクに警鐘を鳴らされたことは極めて正当であると考えます。

 「存立危機事態」を巡る総理の発言は、挑発ではなく、慎重で戦略的な判断に基づくものであり、「台湾の安全保障は世界の安全保障である」という国際社会における認識の拡大を反映するものです。抑止や緊張緩和に失敗すれば、世界経済は深刻な不況に陥るでしょう。

 私たちはそれを傍観するわけにはまいりません。G7(先進7カ国)が一方的な現状変更への反対を改めて表明したことは極めて正当な判断でありますが、今こそその呼びかけを行動に移す時です。

 私たちは、各国政府に対し、日本への明確な支持を公に表明し、台湾周辺における「越えてはならない一線」を明確にし、衝突を抑止するための政治的・経済的措置を緊密に連携して打ち出すよう求めます。

 台湾の人々は、自らの未来を自由に決定する権利を有しており、世界の繁栄を脅かす行為は抑止されなければなりません。≫

 このように、対中政策に関してほとんどの国が日本を支持しています。

 習近平主席をはじめとする中国指導部は、焦っているのではないか。国内経済の悪化と台湾統一の展望の暗さを見れば、追い詰められているのは中国のほうということも出来るのではないでしょうか。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

| | コメント (1)

2025年11月28日 (金)

集団メディアスクラム!…兵庫県政ゴタゴタ続く

 946回目のブログです。

202511281

 “見渡せば 花も紅葉も なかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮れ”
    藤原定家(平安末期~鎌倉初期「新古今和歌集」)

 見渡すと、色美しい春の花や秋の紅葉もないことだなあ。この海辺の菅や茅で編んだ漁師の仮小屋のあたりの秋の夕暮れは…。

 春秋の花や紅葉の華やかさも素晴らしいが、寂しさを感じさせるこの景色もまた良いものだ。…と詠った三夕(さんせき)の歌のひとつです。

 晩秋から初冬へ、季節はめぐりそれなりの風情を感じさせる今日この頃ですが、世間の風は大きく荒れ、まだまだ穏やかな雰囲気を醸す情勢にはありません。

 ここで、以前にも取り上げた兵庫県政の相変わらずのゴタゴタに目を向けてみましょう。

 兵庫県警は11/9、名誉棄損の疑いで「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏を逮捕し、送検しました。

 立花氏は兵庫県知事選の演説などで「竹内県議は警察の取り調べを受けているのは間違いない。どうも明日逮捕される予定だそうです」などの虚偽の情報を発信し名誉を傷つけたとしたもの。竹内県議は斎藤知事の再選後に県議を辞職、今年1月死亡。竹内氏の妻は、SNSなどでの誹謗中傷で精神的に追い詰められて自殺したと訴えていました。

 一方、神戸地検は11/12、昨年11月の兵庫県知事選で再選された斎藤知事の公職選挙法違反(買収)の罪で告発された問題で、全てを嫌疑不充分で「不起訴」としました。

 主だったものは、PR会社にポスター代(企画代・デザイン代・製作費などすべて)として715,000円支払ったことが違法な報酬として告発。斎藤知事と片山副知事は令和5年のプロ野球阪神・オリックス優勝パレードを巡り金融機関への補助金を増額することでパレードへの寄付金を支払わせようと考え3億円の損害を与えたとして告発。ワインの受領で告発、など。

 立花党首の逮捕と齋藤知事の不起訴についてどう考えるべきでしょうか。

 立花氏は “トリックスター” と言えるのかもしれません。トリックスターとは、神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を展開する者のことを言い、善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、異なる二面性を持つのが特徴です。なるものとしては、SNSを活用して政界・メディアの闇をあばいたこと、なるものとしては、他の候補者(斎藤氏)を応援するために自ら立候補する奇策(2馬力選挙)を実行したことではないでしょうか。

 立花氏は、反斎藤派の竹内県議などに厳しい罵声を浴びせることもありましたが、街頭演説では聴衆に興味を持ってもらうために、往々にして話を盛ることがあったのではないか。小生が聴いた演説ではそんなに違和感は持ちませんでした。それでも、気の弱い人は多少恐怖心を懐いたのかも知れません。政治家には傍若無人の人が多く、繊細な人はほとんどいないと言っても間違いなく、そのような人は政治家には不向きだと思います。

 次に、斎藤知事のポスター代ですが、小生の経験からすれば、企画代やデザイン代も含めれば715,000円は妥当な価格(少し安め)だと思います。こんなことで告発した大学教授や弁護士はマーケット価格を調べてから告発すべきではないか。

 その他、パレード寄付金証拠なし、ワインなどのおねだりなし、などなど、人心を惑わさないためにも、何でも告発すればいいというものではありません。やはり、兵庫県の政治空間はかなり可笑しいと思います。

 斎藤知事は、「パワハラ疑惑による知事の失職」に伴う兵庫県知事選で、再度、選出されたのであり、その時(2024/11/17)県の民意は確定しました。

 しかしながら、政争は続いています。苛烈な権力闘争が繰り広げられているのです。

 闇の一番手は、冒頭のタイトルに掲げた集団メディアスクラムという鵺(ぬえ)のような存在でしょうか。兵庫県では、メディアは本来持つであろう競争的立場から離れ、お互いにスクラムを組んで協調するという面妖な存在となっています。

 闇の2番手は、反斎藤知事派(県議会・県庁OB・マスコミ)の暗部隠蔽グループと親斎藤知事派(知事側近・SNS<youtube>)の暗部公開グループの熾烈な権力闘争です。

 思い出していただきたい。

 百条委員会に尋問された片山副知事は、「自死した反斎藤派県民局長の公用PCの内容を広く県民に公開すべきだ」と強く主張しました。この公用PCには、クーデター計画書(斎藤知事追い落とし)、県民局長の不倫行為(乱倫・10年間7人の女性職員と)の戦慄すべき文章と画像が記録されていたからです。

 ところが、何と、百条委員会奥谷委員長や、読売新聞記者、朝日新聞記者、NHK記者は、まるで脅すように、公開を激しく拒否しました。県議会と有力マスコミが強固なタッグを組んでいたとしか考えられません。

 兵庫県政のゴタゴタは、立花氏の逮捕と齋藤知事の全面不起訴によって一応終止符を打つのかも知れません。しかしながら、忘れてならないのは、政争の本質を解明できる、自死した県民局長の公用PC」が未だに公開されず、闇に閉ざされたままであるということです。(たとえば、産経新聞でも、11/11,2頁、11/13,1頁、11/17,2頁に亘り詳しく報じていますが、いまだに本質の報道は避け、『県民局長の公用PC』についても一切触れずという状況です。何をか言わんや!)

 この兵庫県の長きにわたる政争において、マスコミの異様な姿が明瞭に描き出されたことは注目に値します。マスメディアは、本来、先入観を捨てて、反斎藤知事派の主張のみを取り上げるのではなく、斎藤知事派の主張も取り上げるべきでした。ところが、マスコミは、斎藤知事を100%悪人反斎藤グループを100%正義と決めつけて報道したために真実が隠されてしまったのではないでしょうか。少なくとも、バランスを取った報道であるべきです。

 いまや、オールドメディアが没落し、ニューメディアが力を持つ時代になって来ていることを実感します。

 例えば。静岡県伊東市においては、田久保前市長の「学歴詐称問題」から辞職勧告を発した市議会を解散したものの、新議会からも不信任決議を受け、失職した田久保氏は、11/19、新たな伊東市長選(12月14日投開票)への出馬表明会見を行いました。ところが、そもそも失職の原因となった学歴詐称問題について、意外なほど記者からの追求がほとんど無かったのです。

 …このことから判断するに、オールドメディアは、学歴詐称によって2回も選挙を実施するという不道徳性と不合理性は市民にとって大して重要なことではないと見たのでしょう。

 何という感度の鈍さ! これでは没落の一途もさもありなん!

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

| | コメント (1)

より以前の記事一覧